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2008年夏の紫外線対策
紫外線のことを知り、効果的に防ぐことで、この夏は紫外線による肌のトラブルを最低限にしましょう!
STEP 1  去年のトラブルを 今年の紫外線対策に生かす
STEP 2  年中で一番紫外線が強いのは、いつ?
STEP 3  『塗る』だけでは、紫外線は防げません 食事によっても紫外線を防ぐ
STEP 4  いつ、どんな対策が必要?
STEP 5  日焼け止めを選ぶ時の注意点
 STEP 6  弱い日焼け止めの効果を高める秘密の方法
STEP 7  昼間に受けた紫外線の影響を、次の日に持ち越さないためには?
STEP 8  週末のお出かけに備えて、予定している日焼けを予防する方法
STEP 9  日焼け後のケアの4つのポイント
■ 美容の鉄則 編■ 美肌に欠かせない栄養素 編
 ・肌のお手本を持つことで、きれいになる
 ・いいものをたくさん摂って、悪いものを遠ざける
 ・口から入るものを重要視する
 ・化粧品の考え方
 ・スキンケアの基本は、食事と洗顔
 ・紫外線の影響を、可能な限り小さくする
 ・日焼け止めは『塗る』より『食べる』
 ・日焼けした肌を回復させる
 ・効率よくデトックスする
 ・美容における『個人差』
 ・『こうなりたい!』ではなく、『なってしまった!』と思い込む
 ・体温を36.5℃に保つ
 ・美肌作りに食事が重要な理由
 ・油の摂り方を変える
 ・ビタミンA
 ・β-カロチン
 ・ビタミンB1、B2
 ・ビタミンB6
 ・葉酸
 ・ビタミンB12
 ・ビタミンC
 ・ビタミンD
 ・ビタミンE
炭水化物・糖
タンパク質・アミノ酸
・脂質
α-リノレン酸
亜鉛
クロム
セレン
・カルシウム

・食物繊維
■ 肌の仕組み 編■ 肌にいい食べ物 編
 ・表皮の構造
 ・皮膚バリア
 ・ターンオーバー
 ・セラミド
 ・唇(粘膜)
・真皮の構造
コラーゲン
・毛穴の構造
・皮脂の分泌
・汗
 ・栄養価が高い野菜や果物の選び方
 ・ビタミンE、C、β-カロチンが豊富な野菜
 ・食べたほうがいい油、控えた方がいい油
 ・にきびとにんにく
 ・ミネラルや微量金属
■ スキンケア 編 ■ 美肌の敵 編
 ・ぬるま湯洗顔のススメ
 ・角質を削ってはいけない理由
 ・肌と相性のいい油
 ・日焼け止めの選び方
 ・肌に優しいメイク
マイルドクレンジング
・ディープクレンジング
エクササイズやマッサージの注意点
フェイスニング
 ・タバコとタバコの煙
 ・紫外線
 ・ストレス
 ・お酒の飲みすぎ
 ・活性酸素 
・疲れ
・食べすぎ
・炎症
・肌に合わない化粧品
・加工食品の摂りすぎ
■ 肌のトラブルシューティング 編■ 肌に関わる体調変化 編
 ・乾燥肌
 ・敏感肌
 ・シミ・そばかす
 ・にきび予防
 ・にきびの改善
 ・花粉症皮膚炎
 ・アレルギー症状 
肌の凸凹
  にきび痕乾燥
  毛穴の開き角栓
たるみ
くすみ
皮脂の分泌過剰
 ・貧血
 ・睡眠(メラトニン)不足
 ・甘いものが止められない
 ・脂っこいものが止められない
 ・便秘
 ・生理
 ・運動不足
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効率のいいデトックス 4
1週間のデトックスプログラム

先週末からずっとデトックスの話をしています。 デトックスというのは、「解毒をする」という意味で、体の外に老廃物や毒素を排出することをいいます。 今流行っているデトックスは、汗をかいたりマッサージをしたりすることが大きく取り上げられていますが、本当の意味でデトックスをするには、実はこれらだけでは足りません。

詳しくは以下に書いてあります。 続けて読んでくださいね。
  効率のいいデトックス 1 汗をかくことが、デトックスの基本
  効率のいいデトックス 2 細胞単位のデトックス
  効率のいいデトックス 3 細胞→運動やマッサージ→肝臓

美しくなるためにデトックスをするなら、① 老廃物や毒素が排出できる細胞の状態をつくり② 運動やマッサージによって老廃物や毒素を肝臓に送り③ 肝臓で解毒する④ 尿によって排泄する、というプロセスが必要です。 今回は、この中でも重要な肝臓での解毒力を高めるために是非取り入れていただきたい「朝食抜き」についてです。

ところで、たばこアルコール、トランス脂肪酸や食品添加物、農薬などが肝臓にとって悪いということはわかりますが、朝食抜きについては矛盾を感じる方も多いのではないかと思います。 確かに今まで私は紫外線予防のために朝食でビタミン類やセレンなどを食べた方がいいというお話しをしてきましたので、矛盾を感じますね。 いつも遊びに行かせていただいている今生さんのサイトでも「朝ごはんぬきが美肌をつくる」がアップされた時は、たくさんの人が驚かれているようでした。

確かに朝食は大切で、肌だけでなく、体にとって必要な行為です。 成長期にある中高生の朝食抜きは、学力や体力の低下につながるなど、問題になっていますね。 しかし、成長期を過ぎた「大人」が「1週間に1回程度」朝食を抜くことは、「肝臓」にとってはいいことなのです。

肝臓は働き者

肝臓は、細胞から排出された老廃物や毒素を実際に解毒する、デトックスの要となる臓器です。 ところがこの肝臓、実は解毒だけが仕事ではありません。
 ・消化・吸収された栄養素の処理
 ・グルコース代謝や脂質代謝の調節
 ・脂肪酸の消化・吸収を行う胆汁酸の合成
 ・血漿タンパクの合成 など

老廃物や毒素の解毒以外にも、このようにたくさんの働きをしています。 これらの働きが低下すると、体にとって悪い影響がでてくるのですが、この中で1つだけ、低下させても問題がない働きがあります。 それは、「消化・吸収された栄養素の処理」です。

「食事を抜く」ことの効果

食事を抜くことは、この消化・吸収された栄養素の処理を停止させることになり、実はこれが肝臓を休めることになるのです。 美肌の敵 4 で、アルコールの解毒でフル回転した肝臓を休めてあげるためには「休肝日」を設けて、続けて飲まないようにする必要があるというお話しをしました。 これと一緒のことで、食事を1回抜くことで「休肝日」を作ってあげると、肝臓機能が回復するのです。

週に1回、朝食を抜いてみる

晩御飯を抜くとダイエットにいいという話を耳にします。 もちろん抜くのは晩御飯でもいいのですが、それではお腹がすいて眠れなくなってはいけないので、やはり朝の方がいいでしょう。

晩御飯(午後7時)を食べた後は、次の日の昼食(12時)まで、水以外は何も飲み食いをせずに過ごします。 晩御飯で食べた食事の処理に3時間かかると考えると、14時間肝臓を休憩させることになります。 普段はこの休憩が3時間程度(食事と食事の間が6時間空いても、食事の処理で3時間かかるため)なので、かなり休まることになります。

週に1回程度の朝食抜きは、特に体に負担がかかることはありません。 もし、お昼ご飯までの間に、お腹が空いた~~~と、空腹が我慢できない場合は、普段の食事でクロムが不足している可能性があります。 体調に問題がない時の朝食抜きは、むしろ気分がよくて元気になる感じがします。

お勧めのデトックス方法

これまでのデトックスをまとめ、1週間のプログラムを作ってみました。

<月曜~金曜>  細胞&肝臓のデトックス力をアップさせる
 ・細胞単位のデトックスが充分に行えるように、しそ油を毎日大さじ1杯程度摂り、肉類を控え、青身の魚、ビタミンを豊富に含んだ旬の野菜や果物(できれば無農薬・減農薬のもの)を多く摂るようにする(サプリメントを利用する場合は、セレンと亜鉛)。
 ・肝臓機能のデトックス力を徐々に高めるために、タバコの煙やアルコール、さらにショートニングやマーガリンの入った食品、添加物の多い食品を避ける。
 ・できるだけ散歩のような軽い運動をして体を動かし、汗をかく。
 ・体を冷やさないようにし、36.5℃の体温を維持する

<土曜日>  肝臓でのデトックスを充分に行う
 ・晩御飯(月曜~金曜と同じく、食事に気をつける)を食べた後は、眠るまで何も食べない。
 ・お風呂に入ってしっかり温まった後、疲れが気になる部分がある場合はマッサージをする。

<日曜日>  肝臓を休憩させる
 ・朝食を抜く。
 ・こまめに水を飲んで、たくさん尿を出す。
 ・昼食(できれば肉類や脂っこいものを避ける)を食べた後は、普通の生活に戻る。

体が持っているデトックス力を全て意識した方法です。 月曜~金曜で摂ることをお勧めしている亜鉛セレンは、実は、食事によって取り込んでしまった、または細胞から排出された有害な金属(カドミウムや水銀)と結合して無毒化する作用があります。 亜鉛やセレンは美肌にとって重要な金属である上に、デトックスにとっても大切な金属です。 細胞のデトックス力が高まる時期には是非一緒に摂っていただきたい金属です。

このデトックス方法、興味のある方は、是非試してみてくださいね!


~今日のポイント~
 肝臓の解毒力を高めるためには、晩御飯を食べた後、次の日の昼食まで、水以外の飲み食いをやめましょう。 そして、1週間のデトックスプログラムに挑戦してみましょう。


参考文献
 The CELL 細胞の分子生物学 第4版 / Newton Press
 脂質の科学 / 板倉弘重
 5訂増補 食品成分表 / 女子栄養大学出版部


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【2007/07/18 20:37】 | デトックス | トラックバック(0) | コメント(12) |
効率のいいデトックス 3
細胞→運動やマッサージ→肝臓

効率のいいデトックス 2 では、細胞単位のデトックス(=解毒)に大切なことについてお話ししました。 細胞の中に老廃物や毒素が溜まると、細胞は機能が低下し、最悪、死んでしまいます。 これが肌で起こると、肌の美しさが低下してしまうのでしたね。 それを防ぐためには、細胞単位でのデトックスが必要でした。 今回は、こうやって細胞から出てきた老廃物や毒素のデトックスについてお話しします。

ところで、『デトックスといえばマッサージ』の根拠は?

デトックスにはマッサージが有効と言われていて、リンパマッサージなんかが有名ですね。 実はマッサージの役目は、細胞から出てきた老廃物や毒素を、肝臓に送る手助けをすることにあると考えられます。

細胞から出た老廃物や毒素は、先ずリンパ管に入り、リンパ液の流れに乗って血液に戻り、血液を介して最終的に肝臓へとたどり着きます。 ところが、このリンパ液の流れが悪ければ、せっかく細胞からこれらが排出されても、肝臓にたどり着くことができません。 そこでマッサージをすると、リンパ液の流れがよくなり、老廃物や毒素が肝臓へ運ばれやすくなるというのです。

とはいっても、必ずマッサージが必要というわけではありません

リンパ液は、本来、筋肉の収縮運動の刺激を受けて流れ出すものなので、筋肉運動がリンパ液の循環に最も効果があります。 運動不足が、リンパ液の流れを悪くする一番の原因なのです。

さらに、体を冷やさないことも大切です。 汗をかくこと、体温を36.5℃以上に保つことは、ここでも効果があります。 お風呂や部分浴で暖めることもよいことですね。 体を冷やすことも、リンパ液の流れを悪くする原因です。

毎日散歩などの適度な運動をし、体がいつも温まっている状態であれば、リンパの流れが滞ることはあまりありません。 しかし、
  ・日中の活動が特に活発で、普段よりも多くの老廃物が排出された
  (だるい、疲れた感じになっている)
  ・運動不足や冷えによってリンパ液の流れが悪くなり、むくんでいる
  ・炎症が起こってリンパ節に免疫細胞が増えた

このような状態では、どうしてもリンパ液の流れが滞ります。 この場合は、マッサージが有効です。 それも体を暖めた状態でマッサージを行うと、さらに効果が高まります。 入浴後のマッサージが最もいいと言われているのは、このような理由からです。

マッサージより重要な、肝臓でのデトックス

細胞から出てきた老廃物や毒素が、リンパ液や血液に乗ってたどり着く場所が、肝臓です。  これらが肝臓での解毒によってほぼ無害なものになると、再び血液中に排出されます。 そして血液の流れに乗って腎臓へ運ばれ、最終的に尿として排泄されます。

ということは、細胞単位のデトックスが充分でき、運動や加温、そしてマッサージによって老廃物や毒素が肝臓にたどり着いても、肝臓の働きが悪ければ充分な解毒ができず、老廃物や毒素がいつまでも体中で居座り続け、悪さをすることになります。

肝臓でのデトックスを充分に行うために一番よい方法は、解毒が必要な物質を多く取り込まないことです。 肝臓には、細胞からの排出物だけでなく、食事や呼吸、投薬などによって体の中に取り込んでしまった毒素や薬剤も、たどり着きます。 これらが多くなると、細胞から出た老廃物や毒素の解毒が手薄になり、せっかくの細胞単位のデトックスや、運度やマッサージの効果も薄れてしまいます。

肝臓を酷使するものを、極力避ける

喫煙(主流煙、副流煙どちらも)やアルコール、薬剤などは、肝臓がフル回転しなければ対処できない、かなり手ごわい解毒対象です。 また、最近問題視されている、高温加熱をした油、ショートニング、マーガリン、それらを含む食品に多く含まれているトランス脂肪酸も、肝臓での解毒が必要なため、肝臓に負担がかかります。

さらに、どこかの国で作られたダンボール入りの肉まんのように、明らかに害のあるものや必要以上に添加物が入った食品もそうですし、規定量以上の農薬が含まれている食材も避けるべきですね。

これらを避けることが、肝臓機能を高めることにつながり、最終的には美肌に繋がります。 要は、「肝臓の敵は美肌の敵」で、「美肌の敵は肝臓の敵」でもあるのです。 

ちなみに、美肌の敵とは、
 ・タバコとタバコの煙
 ・紫外線
 ・ストレス
 ・お酒の飲みすぎ
 ・活性酸素
紫外線だけは、直接肝臓とはかかわりませんが、紫外線によって肌が悪影響を受けると、老廃物が増えるため、間接的に肝臓の負担を増やすことになります。

肝臓機能を高めるために避けるべき大切なことは、もう1つあります。 これについては、次にお話ししますね。


~今日のポイント~
 細胞から排出された老廃物や毒素を解毒するのが、肝臓です。 運動やマッサージなどによってリンパ液の流れをよくした後は、肝臓を充分働かせて解毒することが、美肌に繋がります。


参考文献
 よくわかる生理学の基礎 / メディカル・サイエンス・インターナショナル
 The CELL 細胞の分子生物学 第4版 / Newton Press
 脂質の科学 / 板倉弘重
 5訂増補 食品成分表2007 / 女子栄養大学出版部
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 トランス脂肪酸



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【2007/07/16 13:32】 | デトックス | トラックバック(0) | コメント(0) |
効率のいいデトックス 2
細胞単位のデトックス

効率のいいデトックス 1 で、細胞単位のデトックスを効率よく行うには、まず体温を36.5℃以上に維持すること、その目安として汗をかくことが大切だというお話しをしました。今回は、細胞単位のデトックスに大切なもう1つのこと、「食事」についてです。 食事の話をする前に、まずは細胞がデトックスする仕組みについて少し説明します。

細胞は、どうやってデトックスする?

前回の細胞単位のデトックス例で挙げた、筋繊維からの乳酸の排出と、細胞にとって毒となるような薬剤などの排出は、実は排出の仕組みが違います。 詳しい仕組みについては省略しますが、どちらにも共通しているのが「細胞の内から外へと老廃物や毒素が移動する」という点です。 当たり前のことですが、「細胞膜を通り抜ける」ということです。

細胞膜は、細胞の内と外を隔てるための存在ですから、普段は「細胞の中身を外に漏らさない」ように働いています。 そして、老廃物や毒素を排出させるわずかな瞬間だけ、細胞膜がゆっくりと滑らかに開くことで老廃物や毒素を外に出し、出した後はすぐに閉じる、というように動きます(少し違う場合もありますが、大体はこのようにして排出されます)。 

大事な細胞の中身が漏れないように、
細心の注意を払いながら排出しているのです!
そして、こうやって老廃物や毒素を細胞の外に出すことで、
これらが溜まることで起こる細胞機能の低下や細胞死を防いでいるのです!


このような働きを可能にしているのが、ある種の脂肪酸です。 ところで、細胞膜の滑らかな動きがどの程度のものかというと、お皿にオリーブオイルをたらすと、オイルがさーーっと広がっていきますね? あのくらいの滑らかさです。 細胞膜は、かなり滑らかな動きをするものなのです。 実際に、細胞膜の約半分は、オリーブオイルの主成分であるオレイン酸でできています。 そして残りの半分は、食事によって摂った脂肪酸の影響を受けるようになっています。

どんな脂肪酸が必要?

食事の影響を受けやすいということは、

    オレイン酸よりも滑らかさが低い脂肪酸を多く摂る
              → 細胞膜の動きが硬くなる

    オレイン酸よりも滑らかさが高い脂肪酸を多く摂る
              → 細胞膜の動きが滑らかになる


ということです。 細胞単位のデトックスのためには、先にお話ししたような細胞膜の滑らかな動きが重要となってくるので、できるだけ滑らかな細胞膜を作る脂肪酸が必要です。

オレイン酸より滑らかな脂肪酸とは、オレイン酸より「融点」が低いものをいいます。 以前、融点が低い脂肪酸は「肌に着けても落としやすい」というお話をしましたが、その理由は、融点が低いと動きやすいからでしたね。 ということは、オレイン酸より融点が低い脂肪酸は、細胞膜を滑らかにしてくれるのです。

オレイン酸より融点が低い脂肪酸
脂肪酸 融点 多く含んでいる食品
オレイン酸 14.0℃ オリーブオイル
パルミトレイン酸 0.5℃ マカダミアナッツオイル
α-リノレン酸 -11.3℃  しそ油、亜麻仁油、フラックスオイル
EPA -53.8℃ 青身の魚
DHA 約-78℃ 青身の魚
リノール酸 -5.0℃ サフラワー油(高リノール酸)、大豆油、コーン油
アラキドン酸 -49.5℃ 魚以外の動物性脂肪


こうやってみると、オレイン酸よりも融点が低い脂肪酸は、必須脂肪酸(赤文字)や、それに順じる脂肪酸だということです(肌と相性のいい油は、食べても肌にいい?

デトックスに重要な脂肪酸は、α-リノレン酸やDHA、EPA

結局、細胞単位のデトックスに重要となる栄養素は、細胞膜を構成している脂肪酸で、さらに脂肪酸の中でも必須脂肪酸のα-リノレン酸や、必須ではないけれどダントツに滑らかさが高いDHAやEPAだということです。 アラキドン酸もかなり融点が低く、滑らかさが高いのですが、炎症が起こりやすい体になってしまうため、多く摂ることはお勧めできません。

ということで、効率よく細胞単位のデトックスを行うには、いつも強く強くお勧めしているしそ油や、アジやサバなどの青身の魚を食べることが大切です。

これらの脂肪酸は、滑らかさにおいては非常に優秀ですが、酸素による酸化や、活性酸素による過酸化が起こりやすいものなので、それらを防ぐためにビタミンEやビタミンCセレンも必要となります。

体温を36.5℃以上に維持し、これらの栄養素を充分摂ることで、効率よく細胞単位のデトックスが行えるようになります。 そして、細胞単位でデトックスができるようになって初めて、次のステップ、臓器単位のデトックスに進めるようになるのです。 ということで、次は臓器単位のデトックスについてです。 つづきます。


~今日のポイント~
 細胞単位のデトックスに重要な栄養素は、細胞膜を滑らかにするα-リノレン酸(しそ油)やDHA、EPA(青身の魚)、脂肪酸の過酸化を防ぐビタミンE、ビタミンC、セレンです。 これらを摂って、体温を36.5℃以上に保つことで、細胞のデトックス力を高めよう。


参考文献
 脂質の科学 / 板倉弘重
 5訂増補 食品成分表2007 / 女子栄養大学出版部
 The CELL 細胞の分子生物学 第4版 / Newton Press



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【2007/07/14 05:33】 | デトックス | トラックバック(0) | コメント(4) |
効率のいいデトックス 1
汗をかくことが、デトックスの基本

久しぶりの更新です。 あっという間に7月も中旬になってしまいました。 梅雨明けはまだ先のようですが、毎日暑いですね。 もっと暑くなれば当然、とてもたくさんの汗をかきます。

最近は、この「汗」に「デトックス」効果があるということで、注目されています。 デトックスとは、「解毒をする」という意味で、体の外に老廃物や毒素を排出することを言います。

デトックスというと、汗、というようなイメージができつつあるのですが、実は体が持っているデトックスの機構は多岐に渡っています。 まず、細胞単位では、細胞が活動した後の老廃物の排出、例えば、運動後に筋繊維(これも細胞からできています)内でできた乳酸を排出することもデトックスです。 また、細胞にとって毒となるような薬剤などを排出することもデトックスです。 次に臓器単位では、肝臓や腎臓が、細胞から排出された老廃物や毒物、血液中にある薬剤や毒物を解毒することも、デトックスです。 さらに、肝臓や腎臓で解毒したものを、便、尿、汗として体の外に排泄することもデトックスです。 このように、デトックスは汗だけではなく、色々な過程があるのです。

ということは、細胞、肝臓や腎臓、そして便、尿、汗の排泄、
全ての力を高めることが、本当の意味でのデトックスになります。


では、デトックスがうまく行かないとどうなるのでしょうか? まず、細胞単位のデトックスがうまく行かなくなると、細胞内に老廃物が溜まることで徐々に機能が低下し、最悪、死んでしまいます。 これが肌で起こると、肌の細胞が充分に成長する前に死んで角質化してしまうため、未熟ではがれにくい角質が増え、肌の表面がざらざらし、硬くなってしまいます。 さらに、成長が不十分なため、充分な量のセラミドが作れなくなることで保湿力が低下し、肌が乾燥します。 このように、肌の細胞のデトックス機能が低下すると、肌の美しさが低下してしまうのです。

肌の細胞のデトックス

では、どうすれば肌の細胞のデトックスができるようになるのでしょうか? 肌の細胞のデトックスには、栄養素の取り込みと同じように、温度が関係しています。 温度=体温ということで、体温を上げることが一番のデトックスになるのです。

こまめな体温測定を、習慣にしましょう

肌の細胞が充分デトックスを行える体温があります。 それは、36.5℃です。 36.5℃以上の体温があれば、細胞は充分なデトックスができるようになります。 夏場は体温が高めだと思い込んでいる方も多いと思いますが、体を冷やす機会がけっこうあるため、案外低いのです。 夏場はクーラーの効いた部屋で過ごすことが増えますね。 さらに、冷たい飲み物や食べ物を食べ、涼しすぎる服装で過ごすことでも体温は下がります。 なんか冷えるなぁ…と感じる時は、大抵体温が下がっています。

そこで、汗をかくことが重要になってきます。 汗はデトックスとしての働きだけでなく、体温上昇の目安にもなります。 ですから、汗をかいている状態とは、肌の細胞がデトックスできる体温に達しているというサインになるのです。

肌の細胞が充分デトックスできるように、こまめな体温測定を習慣にしましょう。 体温を測定して、36.5℃以下になっていたら体を動かして汗をかくようにしましょう。 筋肉運動は、もっとも効率よく体温を上昇させます。 体を動かすことが、肌の機能を高め、肌を美しくするのです。

体温ともう1つ、細胞単位のデトックスにとって大切なことがあります。 これについては、長くなってしまったので、次に書きますね。


~今日のポイント~
 デトックスには、細胞単位と臓器単位、そして便、尿、汗による排泄も含めた、いくつかの過程があります。 全部の機能をうまく高めるための基本は、36.5℃以上の体温を維持するために汗をかくことにあります。


参考文献
 The CELL 細胞の分子生物学 第4版 / Newton press
 よくわかる生理学の基礎 / メディカル・サイエンス・インターナショナル



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【2007/07/13 06:34】 | デトックス | トラックバック(0) | コメント(2) |
皮脂の分泌をコントロールしよう 2
皮脂の取りすぎ注意!

皮脂の分泌をコントロールしよう 1 で、皮脂の分泌過剰をコントロールするためには、男性ホルモンと温度に気をつけることが大切だという話をしました。 夜はしっかり睡眠をとり、朝起きた時は、ぬるま湯洗顔のみにして、鼻や頬周辺を軽く冷やしてあげることが効果的です。

昼間の皮脂対策

昼間はホルモン(アンドロゲン)の影響と気温が高いのもあって、皮脂の分泌は盛んになります。 べたべたと皮脂が浮いてくると嫌ですが、脂取り紙などで取ってしまうのはやめましょう。 脂取り紙は油の吸着力が強いため、必要以上に皮脂が取れてしまいます。 実はこの「皮脂の取りすぎ」も皮脂過剰になる大きな原因で、失った皮脂を補うためにさらに皮脂が分泌されることになります。

どうしても気になる場合は、皮脂の合成・分泌の働き自体を少し弱めるため、① タオルに包んだ保冷剤を当てて軽く冷やす。 または、取りすぎにならない程度に取り除くため、② ティッシュで皮脂を軽く押さえつける(こするのはよくありません) などに留めましょう。 ティッシュは脂取り紙よりも油の吸着力が弱いため、皮脂の取りすぎを防ぐことができます。 とはいうものの、何度も何度もティッシュオフをすると、やはり取れすぎてしまいます。

さらに、ファンデーションを塗っていない場合は、③ 分泌が多い部分の皮脂を指で押さえ取り、乾燥しやすい耳の近くの頬や口元、目の下側や目じりに押しつけることも効果的です。 特に、乾燥する部分があるのなら、その部分に付けると乾燥も防げます。 クリームや乳液をつけるよりも、過剰に分泌された皮脂を付ける方が肌にとっては断然いいです。

寝る前の皮脂対策

夜の洗顔も、お化粧をしていない場合はぬるま湯洗顔+冷水洗顔に留めるべきです。 皮脂の分泌は、ホルモンと温度に大きく影響されますが、実は、「皮脂が減る」ということもかなり大きな影響を与えます。 ホルモンや温度は、自分の意思だけではどうしようもない場合がありますが、「皮脂を取り過ぎない」ようにすることは意識すればできることです。

とにかく、必要以上に皮脂を取ることは、皮脂過剰に繋がります。 先ずは洗顔を始めとするスキンケアを見直し、皮脂を取り過ぎないようにすることが、皮脂過剰を防ぐために最も大切なことです。 こうやって、必要以上に皮脂を取らないようにすると、あまり過剰に分泌されなくなってきます。

食べ物の影響は?

意外かもしれませんが、皮脂の分泌過剰には食事の影響はそれほど大きくはありません。 分泌量が少ない場合は、食べ物が原因(α-リノレン酸の不足など)の場合もありますが、皮脂過剰の場合は、ホルモンと温度、そして皮脂の取り過ぎが大きな影響を与えるため、食事はあまり関係ありません。

でも、そうはいっても皮脂を分泌する皮脂腺は、一種の排泄器官です。 暴飲暴食が続き、飽和脂肪酸を多く含む脂っこいものをたくさん食べた場合は、体の中の過剰な油を排泄するために分泌される場合があります。 この場合だと、飽和脂肪酸は融点が30度以上のため肌全体に行き渡りにくくなり、毛穴などで固まって詰まる原因になってしまいます。 極端な食べ過ぎ(特に揚げ物やクリームたっぷりのケーキなど)以外はそれほど大きな影響を与えないものです。


~今日のポイント~
 皮脂過剰は、ホルモン、温度、そして皮脂の取り過ぎが大きな原因です。 皮脂過剰が気になる場合は、スキンケアの見直しをしましょう。


脂ののった魚を食べた次の日は、皮脂の分泌が盛んです。 これも、魚の脂が皮脂から分泌されていると考えられます。 しかし、魚の脂は肉類の脂や乳脂肪と違って融点が30℃以下の脂です。 ですから、さらりとしていて詰まりにくい良質のものです。 肌バリアを復活させるためにはとてもいい皮脂なので、ぬるま湯洗顔で余分な脂を除いた後は、取らないようにすると肌の状態がとてもよくなります。


参考文献
 にきび最前線 / メディカルレビュー社
 よくわかる生理学の基礎 / メディカル・サイエンス・インターナショナル
 The CELL 細胞の分子生物学 第4版 / ニュートンプレス



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【2007/07/02 06:59】 | 肌のトラブル | トラックバック(0) | コメント(5) |
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肌のしくみを知ろう

 肌を美しくするためには、「肌のしくみ」を知ることが大切です。肌のしくみを知れば、肌がなにをして欲しいのか、なにをして欲しくないのかが解ってきます。
 特に、スキンケアを考える時には、表皮のしくみと肌バリアのしくみを知ることが重要です。

1. 表皮のしくみ
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2. 肌バリアのしくみ
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