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2008年夏の紫外線対策
紫外線のことを知り、効果的に防ぐことで、この夏は紫外線による肌のトラブルを最低限にしましょう!
STEP 1  去年のトラブルを 今年の紫外線対策に生かす
STEP 2  年中で一番紫外線が強いのは、いつ?
STEP 3  『塗る』だけでは、紫外線は防げません 食事によっても紫外線を防ぐ
STEP 4  いつ、どんな対策が必要?
STEP 5  日焼け止めを選ぶ時の注意点
 STEP 6  弱い日焼け止めの効果を高める秘密の方法
STEP 7  昼間に受けた紫外線の影響を、次の日に持ち越さないためには?
STEP 8  週末のお出かけに備えて、予定している日焼けを予防する方法
STEP 9  日焼け後のケアの4つのポイント
■ 美容の鉄則 編■ 美肌に欠かせない栄養素 編
 ・肌のお手本を持つことで、きれいになる
 ・いいものをたくさん摂って、悪いものを遠ざける
 ・口から入るものを重要視する
 ・化粧品の考え方
 ・スキンケアの基本は、食事と洗顔
 ・紫外線の影響を、可能な限り小さくする
 ・日焼け止めは『塗る』より『食べる』
 ・日焼けした肌を回復させる
 ・効率よくデトックスする
 ・美容における『個人差』
 ・『こうなりたい!』ではなく、『なってしまった!』と思い込む
 ・体温を36.5℃に保つ
 ・美肌作りに食事が重要な理由
 ・油の摂り方を変える
 ・ビタミンA
 ・β-カロチン
 ・ビタミンB1、B2
 ・ビタミンB6
 ・葉酸
 ・ビタミンB12
 ・ビタミンC
 ・ビタミンD
 ・ビタミンE
炭水化物・糖
タンパク質・アミノ酸
・脂質
α-リノレン酸
亜鉛
クロム
セレン
・カルシウム

・食物繊維
■ 肌の仕組み 編■ 肌にいい食べ物 編
 ・表皮の構造
 ・皮膚バリア
 ・ターンオーバー
 ・セラミド
 ・唇(粘膜)
・真皮の構造
コラーゲン
・毛穴の構造
・皮脂の分泌
・汗
 ・栄養価が高い野菜や果物の選び方
 ・ビタミンE、C、β-カロチンが豊富な野菜
 ・食べたほうがいい油、控えた方がいい油
 ・にきびとにんにく
 ・ミネラルや微量金属
■ スキンケア 編 ■ 美肌の敵 編
 ・ぬるま湯洗顔のススメ
 ・角質を削ってはいけない理由
 ・肌と相性のいい油
 ・日焼け止めの選び方
 ・肌に優しいメイク
マイルドクレンジング
・ディープクレンジング
エクササイズやマッサージの注意点
フェイスニング
 ・タバコとタバコの煙
 ・紫外線
 ・ストレス
 ・お酒の飲みすぎ
 ・活性酸素 
・疲れ
・食べすぎ
・炎症
・肌に合わない化粧品
・加工食品の摂りすぎ
■ 肌のトラブルシューティング 編■ 肌に関わる体調変化 編
 ・乾燥肌
 ・敏感肌
 ・シミ・そばかす
 ・にきび予防
 ・にきびの改善
 ・花粉症皮膚炎
 ・アレルギー症状 
肌の凸凹
  にきび痕乾燥
  毛穴の開き角栓
たるみ
くすみ
皮脂の分泌過剰
 ・貧血
 ・睡眠(メラトニン)不足
 ・甘いものが止められない
 ・脂っこいものが止められない
 ・便秘
 ・生理
 ・運動不足
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炭水化物を制限すると、にきびが改善?
しつこいにきびに悩んでいる方は、試す価値あり?

大人になってできるにきびの原因は、角質が肥大する元となる『皮膚バリアの破壊』が原因でした(にきび予防に一番大切なこと)。 ですから、にきびを予防するためにも、にきびを増やさないためにも、ぬるま湯洗顔をすることが重要でしたね。

これに加えて、皮脂の分泌が活発であっても、にきびができる原因となります。 皮脂の分泌が活発となるのも、皮膚バリアの破壊が原因の場合はありますが、他にも男性ホルモンや気温も関係していました(皮脂の分泌をコントロールしよう 1)。 そのため、寒くなってくると皮脂の分泌が穏やかになるため、にきびに悩む方は少なくなるかと思います。

ちょっと季節外れなのですが、2007年の4月に発表された、オーストラリア人男性を対象に行われた、にきびを改善するための食事についての研究報告があります。 簡単に言うと、炭水化物を制限するにきびが改善するということです。 覚えておいていただければ、夏にしつこいにきびに悩まされた時にいいかもしれません。


- - -<研究>- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 にきびを持つオーストラリア人男性43人を、ランダムに2つのグループに分け、それぞれのグループで、以下のように食事内容を変えました。

① 血糖値を上げにくい、低血糖負荷食(low glycemic-load diet)
② 血糖値を上げやすい、高血糖負荷食(High glycemic-load diet)

各グループは、このような食事を12週間続け、どちらの食事内容が「にきびの改善」に効果があるかを調べました。

その結果、① 血糖値を上げにくい、低血糖負荷食 のグループで、にきびの改善率は、21.9%、一方② 血糖値を上げやすい、高血糖負荷食のグループでのにきびの改善率は、13.8%でした。 

低血糖負荷食を摂ったグループの方が、にきびの改善率が高かったことから、「血糖値を上げにくい、低血糖負荷食」は、にきびを改善させるために有効ではないかと考えられます。

The effect of a high-protein, low glycemic-load diet versus a conventional, high glycemic-load diet on biochemical parameters associated with acne vulgaris: a randomized, investigator-masked, controlled trial. J Am Acad Dermatol. 2007 Aug;57(2):247-56. Epub 2007 Apr 19.

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

血糖値を上げにくい、低血糖負荷食って?

血糖値とは、血液中のグルコース濃度のことです。 食事で、白ご飯などの炭水化物(デンプンや糖)を食べると、小腸でグルコースという糖に分解されます。 このグルコースが血液中に取り込まれることで、血糖値が上昇します。

血糖値を上昇させない食事のことを「低血糖負荷食」といいます。 簡単に言うと、食品中に、グルコースの元となる炭水化物が少ない食事です。

炭水化物が少ない食事とは、タンパク質や脂質の多い食事ということです。 といっても、にきびを改善するためには、いくら低血糖負荷食であっても、脂質の多い食事は適していません。

今回、なぜ炭水化物が少ない食事をしたのかというと、皮脂の成分は、主にグルコースから作られているからです。 

血液中のグルコースを減らす → 皮脂の原料が減る → 皮脂の分泌が減る → にきびが改善する

という効果を狙って行われた研究です。 しかし、食事に脂質が多くても皮脂が増える原因となることから、この場合の炭水化物が少ない食事(低血糖負荷食)は、タンパク質の多い食事ということです。 (素肌のために栄養講座 第11回で、低血糖負荷食についてもお話しています。 興味のある方は、メルマガに登録してみてくださいね。)

しつこいにきびに悩んでいる人は、試す価値あり?

今回の研究は、オーストラリア人男性を対象に行われているため、日本人女性が試して効果があるかどうかはわかりません。 でも、しつこいにきびに悩んでいる人は、食事でも改善が可能だということで、試してみてもいいかもしれませんね。

手軽にできる、低血糖負荷食

できるだけ炭水化物を減らし、高タンパクな食事をするのもいいのですけど、それでは血糖値が上がりにくいのでお腹が空きやすくなってしまいます。 それに、厳密にやりすぎると嫌になってしまうため、続きません。 そこでお勧めは、糖やでんぷん質(炭水化物)の多いものを、『たくさん』または、『急激に食べない』ことです。

糖の多いもの→清涼飲料水、砂糖の入ったお菓子
(対策)少しの甘いものを、ゆっくり食べる

デンプン質の多いもの→穀類、豆類、種実類、いも類
(対策)消化・吸収をゆっくりにするため、『繊維質』を一緒に摂る。
    穀類は、精製していないものを食べる。 ご飯を炊く時、雑穀や麦を混ぜる。
    ジャガイモやサツマイモを料理に使う時、皮を剥かずに食べる。
    ゆっくり、よく噛んで食べる。


こうすると、普段の食事も簡単に低血糖負荷食になります。 しつこいにきびで悩んでいる方は、試してみてはどうでしょうか?


~今日のポイント~
 オーストラリアの男性を対象とした研究(ランダム化比較試験)で、にきびを改善するためには低血糖負荷食がよいことがわかりました。


参考文献
 にきび最前線 / 宮地良樹
 The effect of a high-protein, low glycemic-load diet versus a conventional, high glycemic-load diet on biochemical parameters associated with acne vulgaris: a randomized, investigator-masked, controlled trial. J Am Acad Dermatol. 2007 Aug;57(2):247-56. Epub 2007 Apr 19.


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【2007/10/23 07:14】 | にきび・にきび痕 | トラックバック(0) | コメント(19) |
『素肌のための栄養塾』からのお知らせ
素肌のための栄養塾

今回は、これまでこちらのブログでもよく登場してきたけれど、詳しく触れた事の無かった亜鉛のお話です。
亜鉛の不足は、大部分の体の不調の原因となっていますが、もちろん美肌作りにとっても、深刻な問題となってきます。

メルマガでは、亜鉛がなぜこんなに重要なのかという、ちょっと化学的・生物学的な話から始まって、現在の食品に亜鉛が少なくなった原因と考えられている酸性雨や農薬の使用、食品添加物、冷凍食品の話について、お話しています。
美容はもちろん、健康にとって非常に重要な亜鉛の話です。
興味のある方は、是非登録してくださいね。 

今日の夜8時の発行を予定していますが、もしかしたら明日の夜8時になってしまうかもしれません。
ずれ込んでしまったら、申し訳ありませんが、1日待ってくださいね。


過去の講座テーマ

10月21日 素肌のための栄養塾 第12回 『美容の大敵、亜鉛不足』
10月 7日 素肌のための栄養塾 第11回 『鉄の不足と過剰に注意!』
9月23日 素肌のための栄養塾 第10回 『炭水化物と糖』 
9月 9日 素肌のための栄養塾 第 9回 『アミノ酸とタンパク質』
5月27日 素肌のための栄養塾 第 8回 『ビタミンDと美肌の関係』
5月13日 素肌のための栄養塾 第 7回 『ビタミンAは種類がいっぱい』
5月 6日 素肌のための栄養塾 第 6回 『ビタミンCを効率よく摂る』
4月15日 素肌のための栄養塾 第 5回 『紫外線とセレン』
4月 8日 素肌のための栄養塾 第 4回 『エネルギーに関わるビタミンの大切さ』
3月24日 素肌のための栄養塾 第 3回 『抗酸化物質』
3月17日 素肌のための栄養塾 第 2回 『α-リノレン酸の働き』
3月10日 素肌のための栄養塾 開校! 『美肌作りの鉄則』

第1回のみ公開しています。 それ以外の過去の講座は、メルマガ購読者さま限定で公開しています。 興味のある講座がある場合は、是非登録してくださいね! 毎回の講座で、ID&PWを発行しています。



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素肌のための栄養塾
   
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【2007/10/21 11:31】 | 素肌のための栄養塾 | トラックバック(0) | コメント(2) |
ウォーキングで乾燥肌予防!
体温を36.5℃に維持するために、ウォーキングをしよう

10月も半分以上過ぎて、昼間の紫外線量もかなり減ってきました。 これから日増しに紫外線量が減っていくので、紫外線対策も少し緩めることができますね。 でも、こうやって紫外線量が減るということは、寒い季節が近づいてくるということで、今後は紫外線に変わって『寒さ』が肌の敵となってきます。

体温の低下は、体の全ての細胞の活動性がゆっくりになり、機能の低下を招きます。 もちろん、肌の細胞の働きも落ちます。 特に肌は、体の最も表面に位置していることから、体の中で一番寒さの影響を受けやすい場所です。

肌が冷えると、
 ① 皮脂の分泌が悪くなるため、肌バリアが壊れやすくなる
 ② 基底細胞の細胞分裂がゆっくりになることで、ターンオーバーが遅れる
 ③ 顆粒細胞でのセラミド合成がゆっくりになるため、分泌されるセラミドの量が減る

これら秋~冬の乾燥肌の大きな原因ですね。

これからの季節、紫外線の影響は小さくなり、シミやそばかす、シワなどは新たにできにくくなりますが、乾燥肌のトラブルが増えてきます。

体温を36.5℃に維持する

そこで重要なのが、体温を高く維持することです。 細胞が活発に活動できる良い体温は、36.5℃です。 日ごろから、体温を36.5℃に維持することで、肌の細胞の活動性が上がり、寒く、乾燥する冬でも、乾燥知らずの肌を保つことができるようになります。 この体温を維持するためにも、こまめに体温を測るようにしましょう。 そして、36.5℃以下であれば、体を動かして体温を上げる努力をしましょう。

体温を上げるためには、厚着をして「保温」をしてもだめです。 保温は、漢字そのままで、体温を保つことです。 体温を上げることではありませんね。 効率よく体温を上げるためには、筋肉を動かすことがよい方法です。 筋肉を動かすには、エネルギーが使われます。 エネルギーは、筋肉を動かす力となるだけでなく、一部が熱に変わります。 ですから、強い力で筋肉を大きく動かすほど、多くのエネルギーが使われるため、多くの熱が発生します。

熱の発生量 = 筋肉を動かす力 × 筋肉を動かす距離

立てっているだけ、座っているだけでも筋肉を使います。 しかし、筋肉を動かす距離がないため、熱は発生しません。 ストレッチやヨガも、筋肉を動かします。 しかし、どちらもゆっくりと体動かすものなので、筋肉を動かす力としてはとても小さく、たとえ体を大きく動かすストレッチやヨガであっても、熱を発散させる運動としては、適していません。 仕事の合間にするストレッチやヨガでは、体温を上げることはできないのです。

涼しい季節、寒い季節は、屋外でウォーキングをしよう

そこでお勧めなのは、ウォーキングです。 ウォーキングは、自分の体重を移動させる運動ですから、筋肉を動かす大きな力が必要です。 そして、手や足を動かす距離も大きいため、熱が発生しやすい運動です。 姿勢を正して歩くとさらに筋肉を動かすことになりますし、階段を昇ることは、重力に逆らうことになりますから、筋肉に負荷がかかりやすくなり、さらに熱が発生しやすくなります。

気温や元々の体温にもよりますが、5~10分も歩けば、体がぽかぽかしてきます。 こまめに体温を測って、36.5℃以下になっていると少し歩くようにすれば、体温を高く維持することができ、寒さが原因の乾燥肌の予防になります。

今の季節は、暑くもなく、それほど寒くもなく、紫外線量も少なく、ウォーキングをするにはもってこいの季節です。 季節の草木、花も多く、景色を見ながら歩くのは、なかなか楽しいものです。 最近、私も時間を見つけては、せっせとウォーキングをしています。 体が温まると、面白いことにいろんなアイディアが浮かんでくるので、メモとペンを必ず持って歩いています。 万歩計をつけて歩くと、どのくらい歩いたかが具体的に解って、なんだか楽しいですよ。

今の季節はまだ酷く乾燥する人は少ないと思いますが、これからくる寒い季節に向けて、体を動かす習慣を今からつけておくといいですね。 ウォーキングをして体温アップし、冬の乾燥肌を予防しましょう。


~今日のポイント~
 秋~冬の乾燥肌を予防するために、体温を36.5℃に維持しよう。 体温が低い時は、ウォーキングをしよう。


参考文献
 よくわかる生理学の基礎 / 佐久間康夫
 あたらしい皮膚科学 / 清水宏
 The CELL 細胞の分子生物学第4版 / Newton Press

ウォーキングは、食後2時間後からお腹が空いた時にすると、脂肪燃焼効果が高まるため、ダイエットにもいいですよ。 逆に、お腹がいっぱいの時に歩くと、胃や腸に集まらなければならない血液が全身に回ってしまうため、消化不良や吸収不良になる場合があります。

ウォーキングをするよりも短い時間で体温を上げたい場合は、「強い力で筋肉を大きく動かす」運動を短時間やってみましょう。 ラジオ体操は、かなりお勧めの運動です。 「ラジオ体操なんて~」…なんて思わず、試してみてください。 本気でやると、結構大変ですよ!

階段の上り下りは、「重力に逆らう」という負荷がかかるため、ウォーキングよりも「強い力で筋肉を大きく動かす」運動になります。 階段の上り下りや、踏み台昇降を2~3分すると、すぐに体が温まってきます。 時間がない人や、外に出て行けない人にはお勧めです。 ただ、ウォーキングよりも強い運動になるので、普段運動をしない人や、足、腰にトラブルのある人は、ケガの原因になる可能性があるため、止めてくださいね。 ウォーキングよりも強い運動をする場合は、必ずご自分の体調を考えてからにしてくださいね。 いくら美肌のためとはいえ、体を壊してしまっては、元も子もありません。 充分注意して行ってくださいね。



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【2007/10/19 06:42】 | 乾燥肌 | トラックバック(0) | コメント(7) |
今年のトラブルを 来年の紫外線対策に生かす
朝晩が冷え込むようになってきましたね。 今年は残暑が厳しかったからか、秋が来ずに冬が来そうです。 季節感が無くなっていくのが寂しいですね。

かなり間が空いてしまいましたが、夏のトラブルを解消するシリーズ、やっと完結です。

今年のトラブルを 来年の紫外線対策に生かす

秋の肌のトラブルを詳しく見ていくと、トラブルの大きな原因は、「6~8月に浴びた紫外線」「紫外線防御に重要な栄養素の不足」「日焼け後の肌に必要なケアや栄養素の不足」にほぼ集約できてしまいます。

私はこの夏、3回ほど日中、日焼け止めを塗らずに屋外プールに遊びに行きました。 紫外線が一番強い時間帯に2~3時間しっかり遊んだので、当然、酷く日焼けをしました。 肩や背中、太ももに水着の跡がくっきりできてしまい、さすがに後悔しました。

でも、日ごろから日焼け予防のためにビタミンCを多く摂り、紫外線防御に重要な栄養素を朝しっかり摂り、日焼け後は肌を充分冷やし、日焼け後の肌に必要な栄養素を充分摂ったためか、今ではすっかり肌の色も戻っています。 まだ薄っすらと肩に水着の跡がありますが、できたすぐの頃に比べると無いのも同然です。 シミやシワも増えていません。 最後に酷く日焼けをしたのが8月半ばだったので、2ヶ月でほぼ元に戻るんですから、充分ですね。

日差しの強い時期でも、食事のコントロールその後のスキンケアで、肌はちゃんと元に戻るということが自分の体で試してわかったので、来年はもっと夏の遊びを楽しもうと思います。

この夏、あなたに不足していた栄養素

もし、今の時期に、夏のダメージがほぼ回復していない場合は、やはり夏の対策に穴があったと考えられます。 秋の肌トラブルを分類すると、以下のようになります。

CHECK 1
CHECK 2
トラブル名 乾燥肌
原因
(対策)
強い日差しを長時間浴びたこと、日焼け後の栄養不足
ターンオーバーが活発になる食事をする→表面にある角質が剥がれ、元気な角質が出てくるのを待つ→角質や皮脂を奪い取らないスキンケアに変える
必要なもの α-リノレン酸、亜鉛、葉酸ビタミンB12ビタミンB1ビタミンB2スクラブ洗顔厳禁、ぬるま湯洗顔、できるだけファンデーションを塗るのをやめ、マイルドなクレンジングで落とせる程度のお化粧にする
CHECK 3
CHECK 4
CHECK 5
CHECK 6
トラブル名 『メラノサイト』の働きが活性化
原因
(対策)
強い紫外線に当たりすぎた、頻回に日焼けをした、日焼け後のケアが不十分
良質な角質を育てる→肌への負担が小さい日焼け止めを利用する→食べる日焼け止めのβ-カロチン、ビタミンE、ビタミンCを摂る→シミがなくなるまで、体の内と外から紫外線の影響を小さくし続ける
必要なもの カロチン類、特にβ-カロチンセレン、ビタミンE、ビタミンC、α-リノレン酸ぬるま湯洗顔日焼け後、肌をしっかり冷やす
CHECK 7
CHECK 8
CHECK 9
CHECK 10
CHECK 11
トラブル名 一重項酸素によるコラーゲンの破壊
原因
(対策)
紫外線A波の影響を防げていなかった
コラーゲンを食べる ~部品を摂る~→ビタミンCを摂る ~部品を作る~→α-リノレン酸やセレンを摂る ~部品を出す~→秋の紫外線を防ぐ
必要なもの カロチン類、特にβ-カロチンセレン、コラーゲン、ビタミンC、α-リノレン酸ぬるま湯洗顔
CHECK 12 トラブル名 ヒドロキシラジカルによる膜の過酸化
原因
(対策)
紫外線B波の影響を防げていなかった
過酸化した脂肪酸を取り除く→細胞膜の脂肪酸を入れ替える→秋の紫外線を防ぐ→睡眠のリズムを安定させる
必要なもの セレンα-リノレン酸充分な睡眠ぬるま湯洗顔


こうやって見てみると、日焼け止めを塗る、塗らないよりも、食事で必要な栄養素が必要なだけ摂れていたか、いなかったかということと、日焼け後の食事やスキンケア、生活が重要だということがわかります。 もちろん、日焼け止めを塗ることも大切です。 肌に直接当たる紫外線の絶対量を少なくするということは、非常に良いことです。 でも、それよりも大切なのは、やはり日々の食事です。

今年、これらのトラブルがあった人は、来年のトラブル防止のために自分に不足していた栄養を知り、来年の日焼け予防のために生かしていただきたいものです。 肌は、ターンオーバーという素晴らしい再生する力を持っていますから、必ず回復します。 しかし、肌への刺激がずっと続けば、肌が持つ再生する力だけではカバーしきれず、肌は衰え、老化していきます。

美しい肌
  肌が持つ再生する力 > 肌への刺激
老化する肌
  肌が持つ再生する力 < 肌への刺激

肌の老化を防ぎ、肌を美しく保ち続けるためには、『どこか』で刺激を無くさなければなりません。 刺激を小さくするものの1つが、必要な栄養素を充分摂る食事です。 その『どこか』が、来年の夏に訪れますように!


~今日のポイント~
 今年の肌トラブルの原因を解明し、来年の紫外線対策に生かそう!


参考文献
 あたらしい皮膚科学 / 清水宏



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【2007/10/18 05:42】 | 夏の肌トラブルを改善 | トラックバック(0) | コメント(5) |
復旧完了しました
9月末から10月頭の記事が消滅していましたが、無事復旧完了しました。
ただ、せっかくいただいたコメントの一部が、どの記事につけていただいていたのかうろ覚えで、間違って付け直してしまったかもしれません。
また、復旧作業のせいで、せっかくつけていただいたコメントを見落としているかもしれません。
もし間違いなどありましたら、ご指摘くださいね。
修正させていただきます。

それにしても、今回はびっくりしました。
こういうことってあるんですね。
記事が消滅してしまうって、めったにないだろうと思っていたのですが、そのめったにが起こってしまうとは。

次からは、こういう時でも困らないように、タグまで残しておくようにしようと思います。

そして、トップの方も、少し配置変えをしました。
既存の記事だけでなく、今後、書いていきたい記事のタイトルも載せています。
未来の記事のタイトルだなんて、気が早い?とは思いますが、でも先々こういうことも書いていきたいと思ってることを皆さんに知ってもらい、興味を持ってもらうことも大切かなぁと思いまして。
いつごろ全部が揃うかはわかりませんが、少しずつ書いていきたいと思っています。

肌を美しく保つためには、どんなものを食べ、どんなスキンケアをしていけばいいのか、自分にあったスキンケアを見つけるためには、何に着目したらいいのか、そういう基本的なことを集めた『スキンケアの教科書』的な話を、生化学的観点からお話していければと思っています。
スキンケアの教科書だなんて、おこがましいのですが、それに近いものが作れたら楽しいだろうなぁと思っています。



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【2007/10/12 07:13】 | 日々のこと | トラックバック(0) | コメント(6) |
『素肌のための栄養塾』からのお知らせ
素肌のための栄養塾

今回は、鉄のお話です。 貧血予防の美容効果でも書いたことがありました。 鉄は貧血予防のために重要な栄養素ですが、多く摂ると、体の中でヒドロキシラジカルが発生しやすくなり、体の内側からサビてしまうことになります。 

鉄が不足すると
 ・肌の細胞のターンオーバーがゆっくりになる
 ・肌荒れが治りにくくなる
 ・コラーゲンがなかなか増えなくなる

鉄が過剰になると
 ・真皮層でのコラーゲンが破壊される
 ・コラーゲンがなかなか増えなくなる
 ・表皮の細胞膜が過酸化することで、肌がくすむ
 ・メラニン色素を刺激して、シミやそばかすができやすくなる

鉄は、『もろ刃の剣』の栄養素で、不足や過剰は、肌のためにいいこと無しなのです。

不足と過剰の両方を防ぐためには、先ず自分が貧血かどうかを知ることが大切です。 貧血かどうかを知るための血液検査の話から、血液検査の結果から見た血液さらさらの話に脱線しつつ、鉄の不足と過剰を防ぐためにどうすればいいかについて、お話しています。

興味のある方は、是非登録してくださいね。 今日の夜8時に届きます。

過去の講座テーマ

10月 7日 素肌のための栄養塾 第11回 『鉄の不足と過剰に注意!』
9月23日 素肌のための栄養塾 第10回 『炭水化物と糖』 
9月 9日 素肌のための栄養塾 第 9回 『アミノ酸とタンパク質』
5月27日 素肌のための栄養塾 第 8回 『ビタミンDと美肌の関係』
5月13日 素肌のための栄養塾 第 7回 『ビタミンAは種類がいっぱい』
5月 6日 素肌のための栄養塾 第 6回 『ビタミンCを効率よく摂る』
4月15日 素肌のための栄養塾 第 5回 『紫外線とセレン』
4月 8日 素肌のための栄養塾 第 4回 『エネルギーに関わるビタミンの大切さ』
3月24日 素肌のための栄養塾 第 3回 『抗酸化物質』
3月17日 素肌のための栄養塾 第 2回 『α-リノレン酸の働き』
3月10日 素肌のための栄養塾 開校! 『美肌作りの鉄則』

第1回のみ公開しています。 それ以外の過去の講座は、メルマガ購読者さま限定で公開しています。 興味のある講座がある場合は、是非登録してくださいね! 毎回の講座で、ID&PWを発行しています。



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【2007/10/07 16:58】 | 素肌のための栄養塾 | トラックバック(0) | コメント(1) |
復旧中です
先日のサーバーエラーの時に、一緒に飛んでしまった記事の復旧作業をしています。
思った以上に大変で、手間取っています。。

fc2さんによると、コメントとトラックバックのデーターだけは残っているらしいので、本文を復旧すればコメントとトラックバックが復活するという話でした。
早速やってみると、確かにコメントは残っていたのですが、なぜか完全に消えてしまって復旧しない記事がいくつかあるため、コメントを全部読んで、どの記事についていたのかを判断して、移し替えをしなければならないのです。。

さらに、保存してあったのは私の下書きの段階のものなので、タグやリンクも一から貼りなおしです。
同じ作業をもう一度やるって、結構大変ですね…。
ひとまず消えてしまった全記事をアップするだけで力尽きてしまいました。
お見苦しいところ、リンクのおかしいところ、多々ありますが、お許しください。
ちょこちょこと合間を見て、直していきます。



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【2007/10/03 07:13】 | 日々のこと | トラックバック(0) | コメント(0) |
9~10月の紫外線対策
秋の紫外線 を防ぐ

日差しがかなり和らいできましたね。 暑さはまだ残っていますが、空は青く澄んでいて、秋が来たなぁとしみじみ思います。

紫外線の照射量が1年中で一番多いのは、夏至の日で、今年は6月22日でした。 夏至の日からはかなり日が経ちましたので、紫外線の照射量が日増しに少なくなるのが、今の季節です。

少なくなってきているといっても、9月、10月の昼間は、まだまだ紫外線量は多い時期です。 乾燥肌の原因となってしまうほどの酷い日焼けをすることはありませんが、夏が終わってほっとしてしまい、今まで頑張ってきたケアを止めてしまうと、予想外のトラブルが起こることになります。 冬までに美しい肌を作るためには、まだまだ気を抜かずに、しっかりと対策を取りましょう!

紫外線は、『いつ』多い?

1日の間でも、降り注ぐ紫外線の量は違っていて、太陽が最も高くなる時間帯の午前10時から午後2時の間が、最も紫外線量の多い時間帯になります。 ですから、この時間帯は外出しないというのも1つの手ですね。 もし外出する時は、食べる&塗る日焼け止めに加えて、帽子や日傘を利用しましょう。 目を守るためのサングラスや、首に巻くスカーフ、ストールも必要です。

紫外線は、『どこで』多い?

住んでいる地域によっても、紫外線が降り注ぐ量は違ってきます(体の内と外から紫外線を防ぐ)。 紫外線は、緯度が低いほど(南にいくほど)、標高が高くなるほどに多くなります。 緯度の低い地域や標高の高い地域に住んでいる方は、気を抜かずにしっかり対策を取らないと、より紫外線の影響を受けやすくなっています。 特に、涼しい高原への旅行は、気温に惑わされてついつい紫外線対策を忘れてしまいそうになりますが、充分な対策が必要です。

9~10月の紫外線対策

1日で最も紫外線照射量の多い午前10時から午後2時の間に外出する場合は、朝から食事に気を使い、弱めの日焼け止めを使いましょう。 気温が変わりやすい時期なので、体調や肌の調子も不安定になりがちです。 強い日焼け止めを使うと、日焼け止め自体の刺激もありますが、落とす時の肌の負担も大きくなります。

様々なトラブル予防のためにも、効果の弱い、刺激の少ないものを選ぶ方がいいでしょう。 日焼け止めを塗るということは、『落とす』ことも考えなければいけません。 肌の負担を減らすためにも、強力すぎるものは使わないようにしましょう。

日焼け止めの効果の弱さに不安や抵抗がある人は、体の中からも紫外線の影響を小さくするための食事をしましょう。 体の中からの紫外線対策とは、紫外線の影響で発生する活性酸素を分解するための栄養素を充分摂ることです。 紫外線対策 2/ 弱い日焼け止めの効果を高める秘密の方法 を読んで、体の内と外から紫外線対策をしましょう!


~今日のポイント~
 9月、10月の昼間は、充分な紫外線対策が必要な季節です。 涼しくなったからと安心せずに、引き続き、食べる日焼け止めと塗る日焼け止めを利用し、帽子、日傘、ストール、サングラスを利用して、肌に紫外線を当てないようにしましょう。


参考文献
 気象庁 紫外線に関する基礎知識
 気象庁 紫外線情報分布図
    地域ごとの紫外線の予想分布図があります。お出かけ時の対策の参考になります。



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【2007/10/03 07:00】 | 紫外線対策 | トラックバック(0) | コメント(0) |
夏に疲れた肌を回復させよう 2
乾燥肌を 改善

夏に疲れた肌を回復させよう 1 の『9月の肌チェック』で、 ① 乾燥肌(CHECK1、 2)にチェックがついた方は、乾燥肌になっている可能性があります。 9月に起こる乾燥肌の主な原因は紫外線ですが、クーラーの当たりすぎ、冷たい食べものの摂りすぎ、肌をさっぱりとさせるために洗顔のしすぎ、さらに、細胞分裂に必要な栄養素の不足が考えられます。

日焼けが原因の乾燥肌

日焼けが原因で起こる乾燥肌は、強い日差しに当たりすぎたことと、日焼け後の栄養が不十分だったために起こるトラブルです。 強い紫外線が肌に当たると、肌の表面に近い顆粒細胞が多く死ぬことになります。 顆粒細胞は、成長過程でたくさんのセラミドを溜め込んだ後、死んで角質細胞になる時にセラミドを放出するため、肌は一時的にみずみずしくなります。 日焼け後の肌って、凄くきれいですよね。 これは、紫外線の影響で顆粒細胞が死ぬことで、セラミドたっぷりの肌になるからです。

表面はとてもきれいになる一方で、肌の奥では、大量に死んだ細胞を補うため、基底細胞が大急ぎで細胞分裂をします。 ところがこの時に、細胞分裂に必要な栄養素が不足していると、栄養不足で元気のない細胞が大量に増えることになります。

そして約20日後には、元気のない顆粒細胞が表面に上がってきます。 そのため、これらの顆粒細胞が死んで角質細胞へと変化する時には、充分な量のセラミドを放出することができず、セラミドの少ない乾燥しやすい肌になってしまいます。

強い日差しを長時間浴びたことと、日焼け後に栄養不足になったことが、その後の乾燥肌の原因になってしまうのです!

乾燥肌を、どう改善する?

では、既に乾燥してしまっている肌をつるつるにするには、どうすればいいでしょうか? 原因が日焼けの場合も、クーラーなどが原因の場合も、改善方法は同じです。

それは、① 肌の奥で元気な肌の細胞が生まれるように、ターンオーバーが活発になる食事をする、② 今、表面にある角質が剥がれ、元気な角質が出てくるのを待つことです。 

① ターンオーバーが活発になる食事をする

先ずは、肌の奥で元気な細胞がたくさん生まれるように、細胞分裂に必要な栄養素を食事で充分摂りましょう。 最も重要なのは、細胞膜の原料となる『α-リノレン酸』と、正常な細胞分裂を行うために欠かせない『亜鉛』です。 さらに、核酸を作るために必要な『葉酸』と『ビタミンB12』、細胞が分裂する時のエネルギーを合成するために『ビタミンB1』、『ビタミンB2』が必要です。

<お勧めの食品>
麦ご飯や雑穀米(ビタミンB1、B2、亜鉛)、しそ油(α-リノレン酸)、緑色の葉の野菜や緑色の豆類(葉酸)、肉や魚、藻類(海草)(ビタミンB12)
 *亜鉛は、食事に加えてサプリメントでも摂ることをお勧めします。
 *葉酸は、サプリメントでは摂らないようにしてくださいね。 必ず、食品から摂るようにしてください。

秋はお魚が美味しい季節です。 できるだけ、肉よりお魚をたくさん食べていただきたいです。 特に、秋刀魚やサバが美味しいのでお勧めです(魚の皮にはコラーゲンがたっぷり含まれているので、残さないようにしてくださいね!)。 魚の油は、良質の皮脂ともなるため、乾燥肌の改善にはもってこい!です。

② 表面にある角質が剥がれ、元気な角質が出てくるのを待つ

といっても、スクラブ洗顔などで急激に剥がすことは厳禁!です。 スクラブ洗顔などで急激に角質を剥がしてしまうと、見た目や手触りはきれいですが、減った角質を補うために、成長しきれていない(セラミドを充分溜め込んでいない)顆粒細胞が死んで角質になるため、やはりセラミドの少ない角質となってしまいます。

③ 角質や皮脂を奪い取らないスキンケアに変える

乾燥肌を改善させるためには、自然に今ある角質が剥がれるのを待つ必要があります。 そのためには、スクラブはもちろん、石鹸や洗顔フォームの利用を止め、ぬるま湯洗顔のみに切り替えましょう。

さらに、角質が剥がれないよう、皮脂を分泌させ、肌バリアを復活させることが大切です。 そのため、洗顔後は、化粧水や乳液の利用を止めましょう。 ぬるま湯洗顔後、2時間経っても肌が乾燥する場合は、少量のオリーブオイル(化粧用)をピンポイントで肌に塗るようにしましょう。

クレンジングも、角質や皮脂を奪うことになります。 できるだけファンデーションを塗るのをやめ、マイルドなクレンジングで落とせる程度のお化粧にしましょう。

食事とスキンケアを改善することで、1~2ヶ月もすれば乾燥知らずな肌に生まれ変わります。 冬までに、すべすべの肌を手に入れましょう!


~今日のポイント~
 9月の乾燥肌を改善させるためには、① ターンオーバーが活発になる食事をする、② 表面にある細胞が剥がれ、元気な細胞が出てくるのを待つ ことが大切です。


参考文献
 5訂増補 食品成分表2007 / 女子栄養大学出版部
 あたらしい皮膚科学 / 清水宏
 The CELL 細胞の分子生物学第4版 / Newton Press



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【2007/10/03 06:59】 | 夏の肌トラブルを改善 | トラックバック(0) | コメント(2) |
肌の奥に コラーゲンを増やす
夏に疲れた肌を回復させよう 4

夏に疲れた肌を回復させよう 1 の『9月の肌チェック』で、 ③ 一重項酸素によるコラーゲンの破壊(CHECK 7~11)にチェックがついた方は、紫外線が肌に当たることによって発生する一重項酸素という活性酸素の影響が大きく、真皮層にあるコラーゲンが破壊されてしまった可能性があります。

一重項酸素は、どうやってできる?

一重項酸素は、主に紫外線A波が肌に当たることで発生する活性酸素です。 紫外線にはA波とB波があります。 B波は、A波よりも肌への影響力の強い紫外線ですが、透過度が低く、基底層までしか届かないため、真皮層にダメージを与えることはほとんどありません。 しかし、A波は、影響力は弱いのですが、透過度が高く、基底層よりも奥にある真皮層まで届いてしまうため、そこで一重項酸素を発生させてしまい、コラーゲンを破壊する原因となってしまいます。

ということは、今回、③ 一重項酸素によるコラーゲンの破壊(CHECK 7~11) にチェックがついた方は、紫外線A波の影響を防げていなかったことになります。

紫外線A波は透過度が高く、ガラスを透過するため、室内でいても肌に当たると影響を与えます。 部屋の中でいても日光に当たれば、真皮層のコラーゲンがダメージを受けるということです。

また、体の内からの対策では、一重項酸素を効率よくやっつけるためには、カロチン類、特にβ-カロチンが必要でした。 また、紫外線A波に当たって一重項酸素を発生させる元となる過酸化水素を効率よくやっつけるためには、セレンが必要でした。 これらを朝食で摂っていなければ、昼間の強い紫外線の影響を防ぐことは、難しくなってきます。 心当たりはありませんか?

開いてしまった毛穴、シワ、たるみを根本から改善するには、
コラーゲンを増やすしか方法はありません!


コラーゲンを増やす方法は、表皮にも真皮にも嬉しいコラーゲンを増やそう! で、お話したように、

 ① コラーゲンを食べる ~部品を摂る~
 ② ビタミンCを摂る ~部品を作る~
 ③ α-リノレン酸やセレンを摂る ~部品を出す~


この3つが重要です。 この中で、①のコラーゲンは、肉や魚などの動物性食品に含まれています。 人間はもちろん、動物は、コラーゲンを使って体の構造を保っています。 ですから、動物の肉を食べることは、コラーゲンをそのまま食べていることになります。

特にコラーゲンを多く含むのは、動物の肝臓(動物の種類に関わらず)や、鶏の手羽先です。 さらに、魚の皮にも多く含まれています。 焼き魚などを食べる時、皮を残す人はいませんか? 皮のすぐ下には、コラーゲンがたっぷり含まれています。 絶対に魚の皮は残さないようにしましょう!(でも、あまりにも焦げてしまっている場合は、コゲの部分がよくないため、避けた方がいいです)

そしてコラーゲンに加えて、ビタミンC、α-リノレン酸、セレンも必ず摂るようにしましょう。 これら全てが揃わなければ、コラーゲンを順調に増やすことはできません!

とはいえ、いくらコラーゲンを増やす食事をしても、紫外線の影響を防いでいなければ、コラーゲンが壊れる速度の方が速いため、なかなか改善していきません。

コラーゲンが増える
  コラーゲンを作る速度 > コラーゲンが壊れる速度
コラーゲンが減る
  コラーゲンを作る速度 < コラーゲンが壊れる速度

ぽっかりと開いてしまった毛穴や、たるみ、さらにシワを無くすには、『真皮層にコラーゲンを増やす食事をする』ことと、『9~10月の昼間の紫外線を防ぐ』必要があります。 9~10月の昼間の紫外線は、まだまだ強いので、朝食でβ-カロチンやセレンのような栄養素を充分摂ることが大切です。

コラーゲンが増えるには、時間がかかりますが、1ヶ月も続けることで、かなり肌がふっくらしてくるのを感じるようになってきます。 今年の夏にできたトラブルは、今年中に解消しまうことを目標に、①~③を守りましょう!


~今日のポイント~
 開いてしまった毛穴、シワ、たるみを根本から改善するには、コラーゲンを増やすための食事をし、9~10月の紫外線(特に紫外線A波)を防ぐようにしましょう。


参考文献
 5訂増補 食品成分表2007 / 女子栄養大学出版部
 あたらしい皮膚科学 / 清水宏
 The CELL 細胞の分子生物学第4版 / Newton Press



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【2007/10/03 06:35】 | 夏の肌トラブルを改善 | トラックバック(0) | コメント(2) |
サーバーが不調?
昨日の夕方から、このブログのサーバーに不具合があったみたいで、障害が出ていたようです。
復旧したみたいなのでよかったのですが、なんとその影響か、最近の3件の記事が、コメントと一緒に消えてしまいました…。

 肌の奥に コラーゲンを増やす
 「素肌のための栄養塾」からのお知らせ
 くすみのない 透明感のある肌をつくる

この3件の記事と、コメントです。
私が書いた記事は、下書きがあるので復旧はすぐにでもできるのでいいのですが、せっかくつけていただいたコメントが消えてしまったのがショックです。
めったにコメントがつかない閑散としたブログなので、コメントが付くと、密かに嬉しかったのです。

今、fc2の方にメールを送って、復旧してもらえるようお願いをしています。
こんなトラブルは初めてなので、ちょっと驚いています。

美肌づくりも、トラブルがつきもの。
それを思うと、fc2のお返事を待って、ゆっくり解決して行けばいいのかなと思っています。
ということで、コメントを下さった皆さん、もうしばらくお待ちくださいね。
無事復旧されること、祈っててください~!



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【2007/10/03 06:33】 | 日々のこと | トラックバック(0) | コメント(4) |
くすみのない 透明感のある肌をつくる
夏に疲れた肌を回復させよう 5

夏に疲れた肌を回復させよう 1 の『9月の肌チェック』で、 ④ ヒドロキシラジカルによる膜の過酸化(CHECK 12)にチェックがついた方は、紫外線が肌に当たることによって発生するヒドロキシラジカルという活性酸素の影響が大きく、表皮の細胞の細胞膜が過酸化してしまった可能性があります。

ヒドロキシラジカルは、どうやってできる?

ヒドロキシラジカルは、主に紫外線B波が肌に当たることで発生する活性酸素です。 紫外線にはA波とB波がありましたね。 A波は、肌への透過度が高く、基底層よりも奥にある真皮層まで届いてしまうため、そこにある過酸化水素から一重項酸素を発生させてしまい、コラーゲンを破壊する原因となっていました。 一方、B波は、A波よりも肌への透過度が低いのですが、影響力が大きいため、過酸化水素に当たることで、一重項酸素よりも作用の強いヒドロキシラジカルという活性酸素を発生させてしまいます。

ヒドロキシラジカルの作用は強く、細胞膜上にある脂肪酸を過酸化することで、茶色く変色させ、くすみの原因を作ってしまいます(これ以外にも、細胞の核の中で発生すれば、DNAに損傷を与え、皮膚がんの原因となる場合があるんですよ)。

ということは、今回、④ ヒドロキシラジカルによる膜の過酸化(CHECK 12) にチェックがついた方は、紫外線B波の影響を防げていなかったことになります。

ヒドロキシラジカルを効率よくやっつけるための体の内からの対策では、ビタミンEとビタミンCが必要でした。 また、紫外線B波に当たってヒドロキシラジカルを発生させる元となる過酸化水素を効率よくやっつけるためには、セレンが必要でしたね。 これらを朝食で摂っていなければ、昼間の強い紫外線の影響を防ぐことは、難しくなってきます。 心当たりはありませんか?

くすんだ肌を根本から改善するには、
過酸化した細胞膜を取り除き、新しい脂肪酸と交換しよう!


肌のくすみをやっつける 2 でお話ししたように、意外かもしれませんが、全ての細胞の細胞膜は脂質(脂肪酸)からできています。 ダイエットの敵といわれている、あの脂質です。 摂りすぎると肥満につながるといわれていますが、中には私たちの体では作り出せない、絶対に食事で摂らなければならない必須脂肪酸があるのです。

細胞膜を作っている脂肪酸の中で重要な役割を持っているのは、不飽和脂肪酸という脂質です。 しかし、この不飽和脂質は、ヒドロキシラジカルによって過酸化されると、『自動酸化』や『連鎖的酸化』といって、細胞膜の脂肪酸の多くを一瞬にして過酸化させる存在なのです。 

過酸化してしまった脂質は、とてもタチが悪くなります。 使い古した天ぷら油のように茶褐色に変色するだけでなく、普通の油のようなさらさら感はなく、粘りが出てくるため、細胞膜の柔らかさが失われ、細胞内の老廃物などの分泌も悪くなってしまいます。 すると、老廃物の溜まりがちな、益々どんよりとした肌になってしまいます。

不飽和脂肪酸は、細胞にとっては不可欠なものですが、害も大きい、『両刃の剣』なのです。

① 過酸化した脂肪酸を取り除く

くすんでどんよりした肌から、透明感のある肌に戻すには、先ず、過酸化した脂肪酸を取り除く必要があります。 そのためには、グルタチオンペルオキシダーゼという酵素の働きを高める必要があります。 この酵素は、セレンという微量金属が必要です。

ところがセレンは残念ながら、現在食品中の成分量を解析中の微量金属で、どの食品にどれだけ含まれているかという正式なデーターが発表されていません。 栄養素は、ただ摂ればいいというのではなく、『体に必要な量』を摂ることが大切です。 ですから、セレンに関しては、食品から摂取するというよりも、サプリメントを利用して必要量を確実に摂った方がいい栄養素です。

② 細胞膜の脂肪酸を入れ替える

肌の細胞にとって、最もよい不飽和脂肪酸は、α-リノレン酸です。 肌がくすんでいる人は、α-リノレン酸を多く含むしそ油や亜麻仁油(フラックス油)、えごま油を1日に大さじ1杯は摂るようにし、これ以外の脂質は極力摂らないようにしましょう。

③ 紫外線を防ぐ

こうやってせっせと細胞膜を新しくしても、紫外線を防いでいなければヒドロキシラジカルが発生してしまい、すべて台無しです。 10月までは紫外線の影響は大きいので、①、②と同時に充分な紫外線対策をすることが大切です。 毎朝、ビタミンE、ビタミンCの多い食事をするようにしましょう。

④ 睡眠のリズムを安定させる

睡眠中に分泌される『メラトニン』というホルモンは、過酸化してしまった脂肪酸を元に戻す力も持っています。 睡眠のリズムを安定させるだけでも、肌のくすみはある程度改善できるのです。 メラトニンは、夜、部屋を真っ暗にして眠ることで分泌されるホルモンです。 くすみ解消のためには、部屋の戸やカーテンを閉め、電気を消して、真っ暗な部屋で眠るようにしましょう。

夏の紫外線が原因で起こるトラブルの中では、肌のくすみが一番解消しやすいものです。  今年の夏にできたトラブルは、今年中に解消しまうことを目標に、①~④を守りましょう!


~今日のポイント~
 くすんだ肌を透明感のある肌に戻すためには、細胞膜にある過酸化した脂肪酸を新しく入れ替え、秋の紫外線を防ぎ、睡眠のリズムを安定させましょう。


参考文献
 5訂増補 食品成分表2007 / 女子栄養大学出版部
 あたらしい皮膚科学 / 清水宏
 細胞機能と代謝マップ I / 日本生化学会編
 よくわかる生理学の基礎 / 佐久間康夫
 気象庁
  紫外線情報分布図
  地域ごとの紫外線の予想分布図があります。お出かけ時の対策の参考になります。



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『素肌のための栄養塾』からのお知らせ
素肌のための栄養塾

今回は、炭水化物や糖のお話です。 炭水化物や糖というと、私たちにとってはなじみの深い栄養素ですね。 これらの栄養素から真っ先にイメージするのは、ダイエットだと思います。 炭水化物や糖を摂りすぎると、太る元になってしまいます。 しかし、最近では、ダイエットだけではなく、炭水化物や糖の摂り過ぎは、美肌にとっても害になることがわかっています。

なかなか取れない茶色いシミ(『茶色い』ところがミソです)の原因は、炭水化物や糖の取りすぎにあるかもしれません。

興味のある方は、是非登録してくださいね。 今日の夜8時に届きます。

過去の講座テーマ

9月23日 素肌のための栄養塾 第10回 『炭水化物と糖』 
9月 9日 素肌のための栄養塾 第 9回 『アミノ酸とタンパク質』
5月27日 素肌のための栄養塾 第 8回 『ビタミンDと美肌の関係』
5月13日 素肌のための栄養塾 第 7回 『ビタミンAは種類がいっぱい』
5月 6日 素肌のための栄養塾 第 6回 『ビタミンCを効率よく摂る』
4月15日 素肌のための栄養塾 第 5回 『紫外線とセレン』
4月 8日 素肌のための栄養塾 第 4回 『エネルギーに関わるビタミンの大切さ』
3月24日 素肌のための栄養塾 第 3回 『抗酸化物質』
3月17日 素肌のための栄養塾 第 2回 『α-リノレン酸の働き』
3月10日 素肌のための栄養塾 開校! 『美肌作りの鉄則』

第1回のみ公開しています。 それ以外の過去の講座は、メルマガ購読者さま限定で公開しています。 興味のある講座がある場合は、是非登録してくださいね! 毎回の講座で、ID&PWを発行しています。



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『きれい』と『元気』の源になる『細胞』に必要な栄養素やケアの方法について、科学的観点から、できるだけわかりやすくお話していきます。

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ゆりこ

Author:ゆりこ
化粧品に頼らない、食事重視のスキンケアを研究中です。もう少し詳しいプロフィール

肌のしくみを知ろう

 肌を美しくするためには、「肌のしくみ」を知ることが大切です。肌のしくみを知れば、肌がなにをして欲しいのか、なにをして欲しくないのかが解ってきます。
 特に、スキンケアを考える時には、表皮のしくみと肌バリアのしくみを知ることが重要です。

1. 表皮のしくみ
表皮
2. 肌バリアのしくみ
皮膚バリアon

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