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2008年夏の紫外線対策
紫外線のことを知り、効果的に防ぐことで、この夏は紫外線による肌のトラブルを最低限にしましょう!
STEP 1  去年のトラブルを 今年の紫外線対策に生かす
STEP 2  年中で一番紫外線が強いのは、いつ?
STEP 3  『塗る』だけでは、紫外線は防げません 食事によっても紫外線を防ぐ
STEP 4  いつ、どんな対策が必要?
STEP 5  日焼け止めを選ぶ時の注意点
 STEP 6  弱い日焼け止めの効果を高める秘密の方法
STEP 7  昼間に受けた紫外線の影響を、次の日に持ち越さないためには?
STEP 8  週末のお出かけに備えて、予定している日焼けを予防する方法
STEP 9  日焼け後のケアの4つのポイント
■ 美容の鉄則 編■ 美肌に欠かせない栄養素 編
 ・肌のお手本を持つことで、きれいになる
 ・いいものをたくさん摂って、悪いものを遠ざける
 ・口から入るものを重要視する
 ・化粧品の考え方
 ・スキンケアの基本は、食事と洗顔
 ・紫外線の影響を、可能な限り小さくする
 ・日焼け止めは『塗る』より『食べる』
 ・日焼けした肌を回復させる
 ・効率よくデトックスする
 ・美容における『個人差』
 ・『こうなりたい!』ではなく、『なってしまった!』と思い込む
 ・体温を36.5℃に保つ
 ・美肌作りに食事が重要な理由
 ・油の摂り方を変える
 ・ビタミンA
 ・β-カロチン
 ・ビタミンB1、B2
 ・ビタミンB6
 ・葉酸
 ・ビタミンB12
 ・ビタミンC
 ・ビタミンD
 ・ビタミンE
炭水化物・糖
タンパク質・アミノ酸
・脂質
α-リノレン酸
亜鉛
クロム
セレン
・カルシウム

・食物繊維
■ 肌の仕組み 編■ 肌にいい食べ物 編
 ・表皮の構造
 ・皮膚バリア
 ・ターンオーバー
 ・セラミド
 ・唇(粘膜)
・真皮の構造
コラーゲン
・毛穴の構造
・皮脂の分泌
・汗
 ・栄養価が高い野菜や果物の選び方
 ・ビタミンE、C、β-カロチンが豊富な野菜
 ・食べたほうがいい油、控えた方がいい油
 ・にきびとにんにく
 ・ミネラルや微量金属
■ スキンケア 編 ■ 美肌の敵 編
 ・ぬるま湯洗顔のススメ
 ・角質を削ってはいけない理由
 ・肌と相性のいい油
 ・日焼け止めの選び方
 ・肌に優しいメイク
マイルドクレンジング
・ディープクレンジング
エクササイズやマッサージの注意点
フェイスニング
 ・タバコとタバコの煙
 ・紫外線
 ・ストレス
 ・お酒の飲みすぎ
 ・活性酸素 
・疲れ
・食べすぎ
・炎症
・肌に合わない化粧品
・加工食品の摂りすぎ
■ 肌のトラブルシューティング 編■ 肌に関わる体調変化 編
 ・乾燥肌
 ・敏感肌
 ・シミ・そばかす
 ・にきび予防
 ・にきびの改善
 ・花粉症皮膚炎
 ・アレルギー症状 
肌の凸凹
  にきび痕乾燥
  毛穴の開き角栓
たるみ
くすみ
皮脂の分泌過剰
 ・貧血
 ・睡眠(メラトニン)不足
 ・甘いものが止められない
 ・脂っこいものが止められない
 ・便秘
 ・生理
 ・運動不足
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素肌のための栄養講座 11 『鉄の不足と過剰に注意!』
昨日・今日と、台風13号が日本列島付近を横切って行ってます。
かなりゆっくりしたスピードで進んでいるので、明日、関東付近を通過するようです。
関東から東北にお住まいの方は、十分気をつけてくださいね。

ところで、ソフィーナのHPで、面白いものを見つけました。
正面を向いた姿勢で一人で撮った写真を使った、若顔度チェックです。

このサイトで紹介している「若顔マスクの発見」は、なかなか興味深かったです。
なるほどーと思いました。
たるみ、シワ、頬の毛穴の開きなどを解消させると、かなり若顔になるということですね。
これらのトラブルは全て、コラーゲンの減少が関係しているトラブルです。
夏の紫外線の影響でコラーゲンが減少すると、若顔マスクを脱いだ状態になってしまうことになります。
トラブルはファンデーションで隠してしまうというのも手の1つですが、根本的に解決させるには、やはり、コラーゲンを増やすために重要な食品や栄養素を十分摂ることが大切なのではないかと思います。
ずっと若顔マスクを付けていられるためにも、コラーゲンが増える体を維持したいものですね。

それでは今日も、素肌のための栄養塾です。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
 ☆素肌のための栄養講座  『鉄の不足と過剰に注意!』
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

11回目の『素肌のための栄養講座』です。
今回は、鉄の話をしたいと思います。

鉄と言えば、すぐに貧血を思い浮かべる方は多いと思います。
そう、鉄は、血液中にある赤血球に含まれている
『ヘモグロビン』という赤い色素の構成要素です。

鉄の不足で赤血球中のヘモグロビンの量が減ると、
赤血球が効率よく酸素を運べなくなるため、
貧血となるのです。

貧血については、かなり昔にブログに書いてあります。
 →貧血予防の美容効果

貧血は、血液中のヘモグロビンが一定量以下の場合を言います。

女性 10 g/dl以下(1 dl(デシリットル)中に鉄が10 g以下ということ)
男性 12 g/dl以下

ヘモグロビンがこれ以下になると、貧血です。
ヘモグロビンは、体中に酸素を運ぶ働きをしているので、
貧血になると、体中に届く酸素の量が少なくなってしまうのです。

そうすると、肌にも悪影響が出てきます。
酸素は、全ての細胞が活発に活動する時に必要な物質なので、
少ないと、当然、肌の細胞は、エネルギー不足になってしまい、
全ての活動がゆっくりになってきます。

 ・肌の細胞のターンオーバーがゆっくりに なる
 ・肌荒れが治りにくくなる
 ・コラーゲンがなかなか増えなくなる

など、全てがペースダウンしてしまうのです。
ですから、肌を美しくするためには、
貧血を予防し続ける必要があります。

通常、赤血球は、作られてから約120日経つと
肝臓で壊され、新しい赤血球に作り変えられます。
この時にヘモグロビンも一旦壊されてしまうのですが、
鉄だけはリサイクルして、新たなヘモグロビンの原料になります。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

  基本的にヘモグロビンの鉄は、
  体の中でリサイクルされ続けるのです。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


ヘモグロビンの鉄が失われる時は、出血する時くらいです。
ですから、生理のある女性は、毎月出血によって鉄が失われるため、
常に補給し続けなければならないのです。

このような理由から、女性は
男性よりも多くの鉄が必要となります。

貧血は、肌はもちろん、健康にとてもよくないことなので、
予防のために、意識して鉄を摂るようにしている方は多いと思います。
鉄のサプリメントや、鉄補強食品などは、
簡単に手に入りますものね。

しかし実は、ここに美肌を損なう落とし穴があるのです!

鉄は、ヘモグロビンの合成のために不可欠な栄養素ですが、
欠点もある栄養素です。
それは、鉄と過酸化水素が反応すると
『ヒドロキシラジカル』という活性酸素を発生させてしまうことです!

ヒドロキシラジカルとは、
紫外線B波が過酸化水素に当たることで発生する、
あの、悪い活性酸素です。
 →美肌の敵 5 / 活性酸素

体の中に鉄がたくさんあると、
ヒドロキシラジカルが発生しやすい環境になってしまいます。
体の内側から酸化しやすい体になってしまうということです。

ヘモグロビンを多く持っている赤血球も、例外ではありません。

しかし、赤血球は、ヒドロキシラジカルの害を小さくするための機構を
いくつも備え持っているのです。

①鉄を常に持っているため、赤血球の細胞膜は
 非常に過酸化しやすくなっています。

 ⇒そのため、赤血球の細胞膜は、
  酸化しにくい脂肪酸のオレイン酸が非常に多くなっています。

②発生したヒドロキシラジカルによって、
 DNAが壊れて、がん化してしまうことを防ぐため、
 赤血球は、DNAの入った核を持っていません。


③鉄と反応してヒドロキシラジカルを発生させる
 過酸化水素を分解するための酵素、
 グルタチオンペルオキシダーゼやカタラーゼを多く持っています。


④そして、細胞膜が酸化して赤血球としての機能が果たせなくなる前に
 壊されるようになっているのです!


体は、このように鉄の害を小さくするための機構をきちんと持っているのですが、
貧血予防のために良かれと思って鉄のサプリメントや、鉄補強食品を
摂ることで、体の中の鉄が過剰になってしまうと、
元々体が持っている、鉄の害を小さくするための機構ではカバーすることができず、
体の内側から酸化することになってしまうのです。

体の内側からの酸化は、美容に関するもので、

・真皮層でのコラーゲンの破壊
・コラーゲンを産生する繊維が細胞の細胞膜が過酸化し、
 コラーゲンの分泌が悪くなる
・表皮の細胞膜が過酸化することで、肌がくすむ
・メラニン色素を刺激して、シミやそばかすができやすくなる


などがあります。
貧血予防のために鉄は不可欠ですが、
必要以上に摂ることは避けた方がいいものなのです。

最近の加工食品には、鉄が強化されているものが多くあります。
シリアル類やお菓子に多いですね。

基本的に、植物性の鉄は、吸収が悪いため、
シリアル類などは、鉄を補強して、
できるだけ多くの鉄が吸収されるように加工しています。

ビタミンCは、鉄の吸収をアップさせるため、
植物性の加工食品には、食品の酸化防止の目的以外に、
鉄の吸収をよくするためにビタミンCを添加しているものが多くあります。
ですので、ビタミンCと鉄が一緒に入っている食品は、要注意です。

動物性の鉄(ヘム鉄ともいいます)は、
タンパク質と結合しているため、植物性の鉄よりも吸収がよくなっています。

肉の赤い色は、ヘモグロビンと良く似た、
ミオグロビンという、鉄を含む赤い色素の色です。
赤身肉は太りにくく、ヘルシーで美容にもいいというイメージがありますが、
実は鉄の摂りすぎを招くため、あまりお勧めできないものです。

最近の疫学研究では、乳がんや大腸がんのリスクを高めるものに、
牛や豚、羊の赤身肉があるのではないかと考えられています。
(興味深いことに、鶏肉は、がんのリスクをあまり高めません)
これらの肉類に多く含まれている鉄からヒドロキシラジカルが発生することで、
組織に悪影響が出やすいのではないかと考えられています。

日本では、まだ鉄の過剰の害について、あまり言われていませんが、
アメリカやカナダなど、肉類を多く摂る国では、
鉄の過剰摂取が問題視されていて、

食品に鉄を添加することは、禁止!

…とまではいかなくても、避けるようになっています。

日本ではシリアル類やお菓子に鉄強化がされていますが、
アメリカやカナダでは、鉄強化はされていません。
もちろん、通常のサプリメントにも、鉄は少なめになっています。

『健康のためには、鉄の不足と過剰は避けるべき』ということが、世界の健康の常識になりつつあるのです。

不足も過剰も、美容にとっては嬉しくない鉄ですが、
では、自分の体に本当に鉄が不足しているのか、
過剰であるのか、それともちょうどいいのか、
正確に知るためには、どうすればいいかご存知ですか?

 めまいがするから
 立ちくらみがするから
 顔色が悪いから
 走ると息が上がるから

というだけで
自分は貧血だと思い込んでいませんか?

何事もそうですが、
自分の勝手な思い込みというのは、よくないことです。
自分が貧血かどうか、この機械に調べてみましょう。

病院(内科や産婦人科)では、
1回1500~3000円で、血液検査を受けることができます。
もちろん、職場や地域の健康診断でもかまいません。

他にも、方法があります。
皆さん、献血に行ったことはありますか?

献血は、地域によって少し異なりますが、
男女一律で、血液中のヘモグロビン濃度が

 成分献血では、11.5 g/dl以上
 全血献血では、12.5 g/dl以上

と決まっています。
ということは、献血ができる人は、
充分な量の鉄が摂れているということになります。

ただ、献血をするには、
輸血を受ける人の安全を確保するために、
以下のような規定があります。


- - -[日本赤十字HP より抜粋]- - - - - - - - - - - - - - - -

献血される方、輸血される方の安全のため、
以下の事項に該当する方には、献血をご遠慮いただいています。
ご理解宜しくお願いします。

■ 特定の病気にかかったことのある方
■ 服薬、妊娠中・授乳中、発熱等の方
    内服していても特に支障のない薬は、ビタミン剤及
    びごく一般的な胃腸薬などのいわゆる「保健薬」の類。
    それ以外は疾病の種類や薬の種類によって
    献血をご遠慮いただくことがあります。
    また、外用薬、坐薬、点眼または点鼻薬でも、
    その内容により献血できない場合がありますが、
    その判断は医師が行います。
■ エイズ、肝炎などのウイルス保有者、またはそれと疑われる方
■ 輸血歴・臓器移植歴のある方
■ ピアス
    医療機関等で、或いは使い捨ての器具で穴をあけた方は、
    穴をあけた場所の状態にもよりますが、
    細菌等が感染している危険性があると判断し、
    最低1か月間献血をご遠慮いただいております。
    友人同士などで安全ピンや針を共用して穴をあけた方などは、
    エイズ、B型肝炎およびC型肝炎などのウイルスが
    血液を介して感染している可能性を考慮して、
    1年間献血をご遠慮いただいています。
    また、口唇、口腔、鼻腔など粘膜を貫通して
    ピアスを挿入している場合は、献血をご遠慮いただいています。
■ 1年以内にいれずみを入れた方
■ 1年以内に予防接種を受けた方
    インフルエンザ、日本脳炎、コレラ、A型肝炎及びB型肝炎、
    肺炎球菌、百日ぜき、破傷風等の不活化ワクチン及び
    トキソイドの接種を受けた方は、接種後24時間の献血を
    ご遠慮いただいています。
■ 1~3日以内に出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)をした方
    治癒後3日間は、献血をご遠慮いただいています。
■ 海外旅行者及び海外で生活した方
    帰国日(入国日)当日から4週間以内の方
    海外で医療行為、研究などで患者等と接する機会があったり、
    野外調査研究に従事する機会があった場合にも
    献血をご遠慮いただく場合があります。
    該当地域に海外旅行経験のある方は検診医にご確認下さい。
■ クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の方、またはそれと疑われる方

献血申込書の記入時に
 B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HTLV-Ⅰ抗体
の検査結果を希望された方は、異常を認めた場合にのみお知らせします。
ただし、各種ウイルスには検出不可能な期間があることから、
これら検査結果を知ることを目的とした献血は固くお断りします。

なお、献血にご協力いただいた方々への感謝の気持ちとして、
献血者全員を対象に生化学検査成績を、
また、成分献血・400mL献血にご協力いただいた方を対象に、
血球計数検査についてもあわせてお知らせしています。

- - - - - - - - - - - -抜粋ここまで- - - - - - - - - - - - - -

規定が厳しいようですが、実際に献血に行ってみると、
そうでもないことが解ります。
上記の規定に当てはまらない人で、これまでに献血に行った事のない方は、
是非一度献血に行ってみましょう。

献血についての詳しいことは、こちらを参考にしてくださいね。
 →日本赤十字

ちなみに私は、1シーズンに1回は献血に行って、血液検査を受けています。
また、職場や地域の健康診断で血液検査を受けたりもします。
1年を通して自分の血液の成分がどう変化するのかを知るのは
なかなか面白いものです。

肌チェックは熱心にしても、血液検査を熱心にしてる方は
少ないのではないかと思います。
そこで、是非、肌チェックと同じくらい熱心に
血液検査を受けていただきたいと思います。

病院での血液検査も、献血での血液検査も、項目はよく似ています。
血液検査で面白いのは、コレステロールや中性脂肪などです。
(献血では、中性脂肪は測ってもらえません)

血液中のコレステロールや中性脂肪は、
食事からどれだけ時間が経ったかによって、かなり変わってきます。
血液が、食べたものにかなり影響されていることがわかって、
興味深いものです。

また、血液がどろどろなのか、さらさらなのかも解るんですよ。
先ずは、採血する時に見ただけで解ります。
血液が吸い込まれるように注射器に入っていくのか、
それとも、看護師さんに注射器を引っ張られて、やっと入っていくのか。
血液が吸い込まれるように入る方が、当然さらさらですね。

また、血液検査のヘマクリット値や中性脂肪値でもわかります。
(残念ながら、献血では測定してもらえません。)

ヘマクリットが正常範囲内でも、上限に近ければ、血液どろどろ
ヘマクリットが正常範囲内でも、下限に近ければ、血液さらさら

中性脂肪が高ければ、血液どろどろ
中性脂肪が低ければ、血液さらさら

ヘモグロビンの量が少ない貧血の状態では、
ヘマクリットが低くなります。

そのため、ヘモグロビンの量が充分で、
ヘマクリットや中性脂肪が低ければ、
さらさらで、良い血液だということです。

テレビや雑誌でよく見る、血液さらさら度を測定をする機械がなくても、
このような血液検査の値でさらさらかどうかは、わかります。

また、血液検査を定期的に受けていれば、
何かの病気のサインが解る場合があります。
ある時、急に数値が大きく変動した場合、
それが体調には現れてこない変化であっても、
どこかに病気が潜んでいるかもしれません。

血液検査は、1回の検査で一喜一憂するのではなく、
定期的に行い、長期的に見ることで、
自分の体調の変化を知ることが大切です。

血液は非常に敏感です。
自分の体調変化に早く気づき、健康管理や生活改善をするためにも、
定期的な血液検査を受けることは、お勧めです。

話がずれてきたので、元に戻しますね。

では、自分の体に本当に鉄が不足しているのか、
過剰であるのか、それともちょうどいいのかを知るためには、
血液検査のどこに注目すればよいでしょうか?

それには、ヘモグロビンの量が、1つの判断基準になります。

健康な人の平均的なヘモグロビンの量は、

 女性:11.2~14.9 g/dl
 男性:13.3~17.4 g/dl

です。
ヘモグロビン量がこの範囲内~範囲以上だった場合は、
今以上に鉄を摂る必要がありません。

むしろ、鉄を摂りすぎないように気をつけましょう。

 ・赤身の肉類(特に牛、豚)を摂り過ぎない
 ・鉄分の多い食品をビタミンCと一緒に摂らない
 ・鉄強化食品を摂らない

などの工夫が必要です。

ヘモグロビン量がこれ以下だった場合は、
鉄が不足している可能性があります。
といっても、この段階では、あくまでも可能性なのです。

  実は、血液中の鉄の量は、
  ヘモグロビンの量を調べるだけでは
  完全には解らないのです!

通常、血液中にある鉄は、約70%がヘモグロビンの状態になっています。
それ以外の鉄がどうなっているかというと、

 ・約25% フェリチンという鉄貯蔵タンパク質と結合
 ・約 5% その他のタンパク質と結合

フェリチンは、鉄を貯蔵するタンパク質であると同時に、
腸(主に十二指腸の上部)で
鉄の吸収率の調節も行うタンパク質です。

実は、腸での鉄の吸収率は、食品中に鉄が多くても、少なくてもあまり関係なく、
フェリチン中の鉄の量に左右されます。

 フェリチンの中に鉄が充分ある
     →腸からの吸収率を低下させる

 フェリチンの中に鉄が不足している
     →腸からの吸収率を上昇させる

血液中の鉄が、ヘモグロビンの合成や生理などの出血で減ると、
不足分を補うためにフェリチン中の鉄が放出されます。
そしてフェリチン中の鉄が減少すると、
腸からの吸収率をアップさせて
鉄を多く吸収し、フェリチンに貯蔵するようになります。

ところが、血液中の鉄が減っても
ヘモグロビンの合成に必要な栄養素が不足していれば、
ヘモグロビンは作られず、血液中にのみ鉄が増えた状態で貧血になります。

実は、ヘモグロビンを作るためには、鉄以外に必要なものがあります。


  葉酸、ビタミンB12、銅、亜鉛


これらが充分摂れていなければ、
血液中にいくら鉄がたくさんあっても、
ヘモグロビンを作ることができません。

すると、上記のように、ヘモグロビンは少なく、貧血ですが、
血液中には鉄が多くあることになります。

この状態では、貧血であるだけでなく、
ヒドロキシラジカルが発生しやすい状態になっているので、
体の中が酸化しやすくなってしまいます。


・真皮層でのコラーゲンの破壊
・コラーゲンを産生する繊維が細胞の細胞膜が過酸化し、
 コラーゲンの分泌が悪くなる
・表皮の細胞膜が過酸化することで、肌がくすむ
・メラニン色素を刺激して、シミやそばかすができやすくなる

ヘモグロビンやフェリチン以外で鉄が多いと、
美容にとって嬉しいことは、何一つありません!

血液中の鉄は、早急にヘモグロビンに変えてしまうためにも、
毎日 葉酸、ビタミンB12、銅、亜鉛 を摂ることが大切です。

葉酸は、豆類や緑色の葉の野菜に多く含まれています。
 →葉酸は肌のターンオーバーにも重要
 →肌のターンオーバーを積極的に起こす食事
  (*これは春の記事なので、今の季節に合わないものも一部あります)

葉酸は、アルコールの代謝時に使われるビタミンなので、
アルコールを多く飲む方は、葉酸が不足しやすくなります。
貧血の予防のためにも、アルコールは控えめにしましょう。

銅は、普段の食事で不足することはあまりありません。
銅も鉄と同じで過剰の害が大きいため、積極的に摂る必要はありません。

亜鉛は、普段の食事で不足しやすいものなので、
1日5~10マイクログラム程度、
サプリメントで摂ることをお勧めします。

ビタミンB12は、肉類や魚介類など、動物性の食品にのみ含まれている
動物性ビタミンです。
動物性の食品を全く摂らないといった極端な食事をしていると、
不足してしまいます。
 →ビタミンB群 3 / 肌のターンオーバーと貧血予防に欠かせないビタミン

これらを充分摂って1~2週間後に
もう一度血液検査に行ってみましょう。

もし、これで以下の範囲に入っていれば、
現在の鉄、葉酸、ビタミンB12、銅、亜鉛の摂り方は
適切だということになります。

 女性:11.2~14.9 g/dl
 男性:13.3~17.4 g/dl

しかし、やはりまだ範囲以下であれば、
鉄が不足している可能性が非常に高くなります。
その場合は、普段の食事で鉄を摂るように心がけましょう。

・魚の「血合(ちあい)」の部分(加熱すると茶色っぽくなる部分)や、
 赤身の肉類を普段より少し多めに食べる、ひじきやゴマなどと一緒にビタミンCを摂る
・豆類や緑色の葉の野菜を多く食べる

鉄、葉酸、ビタミンB12、銅、亜鉛の全てが
必要なだけ摂れるように、食事の改善をしましょう。

鉄は、ありふれた栄養素ですが、不足も過剰も、
美容にとってはよくない栄養素です。
意識して摂る場合は、必ず血液検査を受け、
自分の体に本当に不足していることを確かめた上で、
慎重に摂るようにしましょう。

体の内側から錆びないためにも、充分注意してくださいね!


復習したい方は、こちら
 →貧血予防の美容効果
 →日本赤十字 
 →サプリメントの成分に注意!
 →葉酸は肌のターンオーバーにも重要
 →肌のターンオーバーを積極的に起こす食事
  (*これは春の記事なので、今の季節に合わないものも一部あります。)
 →ビタミンB群 3 / 肌のターンオーバーと貧血予防に欠かせないビタミン
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テーマ:美容・健康・アンチエイジング - ジャンル:ヘルス・ダイエット

【2008/09/19 22:23】 | 素肌のための栄養塾 | コメント(2) |
<<乳がんと美肌の関係 | ホーム | 素肌のための栄養講座 10 『炭水化物と糖』>>
コメント
ゆりこさん 今回の栄養塾は中身が濃いですね
しかっり勉強させてもらいました
美肌づくりに欠かすことが出来ない栄養素をもっと
理解してもらえると嬉しいですよね
【2008/09/21 10:29】 URL | 今生 #-[ 編集]
>今生さん
こんばんは。
中身が濃いと言っていただけて嬉しいです。
素肌のための栄養塾、回を追うごとに長くなっているので、もっと短くするべきかと悩んでいました。
(いや、短くするべきだとは思っています。。)

美肌作りに必要な栄養素、たくさんの人に知っていただきたいです。
今生さんのブログで紹介していただけて、とても嬉しいです。
いつもありがとうございます。
【2008/09/22 21:30】 URL | ゆりこ #-[ 編集]
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プロフィール

ゆりこ

Author:ゆりこ
化粧品に頼らない、食事重視のスキンケアを研究中です。もう少し詳しいプロフィール

肌のしくみを知ろう

 肌を美しくするためには、「肌のしくみ」を知ることが大切です。肌のしくみを知れば、肌がなにをして欲しいのか、なにをして欲しくないのかが解ってきます。
 特に、スキンケアを考える時には、表皮のしくみと肌バリアのしくみを知ることが重要です。

1. 表皮のしくみ
表皮
2. 肌バリアのしくみ
皮膚バリアon

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