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2008年夏の紫外線対策
紫外線のことを知り、効果的に防ぐことで、この夏は紫外線による肌のトラブルを最低限にしましょう!
STEP 1  去年のトラブルを 今年の紫外線対策に生かす
STEP 2  年中で一番紫外線が強いのは、いつ?
STEP 3  『塗る』だけでは、紫外線は防げません 食事によっても紫外線を防ぐ
STEP 4  いつ、どんな対策が必要?
STEP 5  日焼け止めを選ぶ時の注意点
 STEP 6  弱い日焼け止めの効果を高める秘密の方法
STEP 7  昼間に受けた紫外線の影響を、次の日に持ち越さないためには?
STEP 8  週末のお出かけに備えて、予定している日焼けを予防する方法
STEP 9  日焼け後のケアの4つのポイント
■ 美容の鉄則 編■ 美肌に欠かせない栄養素 編
 ・肌のお手本を持つことで、きれいになる
 ・いいものをたくさん摂って、悪いものを遠ざける
 ・口から入るものを重要視する
 ・化粧品の考え方
 ・スキンケアの基本は、食事と洗顔
 ・紫外線の影響を、可能な限り小さくする
 ・日焼け止めは『塗る』より『食べる』
 ・日焼けした肌を回復させる
 ・効率よくデトックスする
 ・美容における『個人差』
 ・『こうなりたい!』ではなく、『なってしまった!』と思い込む
 ・体温を36.5℃に保つ
 ・美肌作りに食事が重要な理由
 ・油の摂り方を変える
 ・ビタミンA
 ・β-カロチン
 ・ビタミンB1、B2
 ・ビタミンB6
 ・葉酸
 ・ビタミンB12
 ・ビタミンC
 ・ビタミンD
 ・ビタミンE
炭水化物・糖
タンパク質・アミノ酸
・脂質
α-リノレン酸
亜鉛
クロム
セレン
・カルシウム

・食物繊維
■ 肌の仕組み 編■ 肌にいい食べ物 編
 ・表皮の構造
 ・皮膚バリア
 ・ターンオーバー
 ・セラミド
 ・唇(粘膜)
・真皮の構造
コラーゲン
・毛穴の構造
・皮脂の分泌
・汗
 ・栄養価が高い野菜や果物の選び方
 ・ビタミンE、C、β-カロチンが豊富な野菜
 ・食べたほうがいい油、控えた方がいい油
 ・にきびとにんにく
 ・ミネラルや微量金属
■ スキンケア 編 ■ 美肌の敵 編
 ・ぬるま湯洗顔のススメ
 ・角質を削ってはいけない理由
 ・肌と相性のいい油
 ・日焼け止めの選び方
 ・肌に優しいメイク
マイルドクレンジング
・ディープクレンジング
エクササイズやマッサージの注意点
フェイスニング
 ・タバコとタバコの煙
 ・紫外線
 ・ストレス
 ・お酒の飲みすぎ
 ・活性酸素 
・疲れ
・食べすぎ
・炎症
・肌に合わない化粧品
・加工食品の摂りすぎ
■ 肌のトラブルシューティング 編■ 肌に関わる体調変化 編
 ・乾燥肌
 ・敏感肌
 ・シミ・そばかす
 ・にきび予防
 ・にきびの改善
 ・花粉症皮膚炎
 ・アレルギー症状 
肌の凸凹
  にきび痕乾燥
  毛穴の開き角栓
たるみ
くすみ
皮脂の分泌過剰
 ・貧血
 ・睡眠(メラトニン)不足
 ・甘いものが止められない
 ・脂っこいものが止められない
 ・便秘
 ・生理
 ・運動不足
にんじんの『β-カロチン』と『肌のプリプリ感』
野菜の『色』パワーを味方につけよう!

野菜の『色』の成分は、主に抗酸化物質の働きをしていると、野菜のビタミンはどこへいった? 2 でお話しました。 抗酸化物質は、体の中にできた活性酸素をやっつけてくくれる、美容にとっても嬉しい存在です。 シミ・そばかす、にきび痕を消したい 2 でもお話したように、肌の悩みの原因は、活性酸素であることが多いのです。

野菜の『色』の成分である『β-カロチン』は、にんじんやかぼちゃに多く含まれているビタミンです。 このビタミンが体の中でビタミンAになるというのは昔から言われていたのですが、β-カロチン単独でも重要な効果があることがわかってきました。

実は、肌で発生しやすい悪い活性酸素は2種類あって、1つは『ヒドロキシラジカル』という名前のものでした。 美肌と活性酸素 2 を読んでみてくださいね。

これとは別に、実は『一重項酸素』といって、やはり過酸化水素に紫外線が当たることでできる活性酸素があるのです。 一重項酸素は、ヒドロキシラジカルに比べると力は弱いのですが、タンパク質を壊す力を持っています

紫外線には3種類あるという話を冬は美白の季節 の最後で簡単にしましたが、実は、一重項酸素をより多く発生させる紫外線は、UVAなのです。 UVAは、肌の奥の方にまで届くので、そこにある過酸化水素と反応してしまうと、一重項酸素ができます。 一重項酸素は、タンパク質を壊す力を持っているので、そこにあるタンパク質、コラーゲンを壊してしまい、シワやたるみが起こってしまうのです!

この一重項酸素をやっつけてくれる特定の物質は残念ながらありませんが、β-カロチンは、一重項酸素をやっつける力の強いビタミンです。 オレンジ色の色素で、加熱しても壊れにくいので、色々な料理に使えますし、油に溶けやすいビタミンなので体によく吸収されます。

一重項酸素をやっつける力を持っているのは、他にはトマトに含まれている『リコピン』です。 夏にはトマト、冬にはにんじんをたくさん食べることは、プリプリお肌を保つのに重要なんですね。

『色んな種類の野菜を食べなさい』とよく言われますが、これは野菜が持つ抗酸化力を摂り入れるという面からも、とてもいいことなのです。 野菜の色素の多くは抗酸化物質で、それぞれ微妙に働きやパワーが違うのです。 ですから、色の濃い野菜を色んな種類食べることは、多くの種類の抗酸化物質の力を体に取り込めるようになるのです。 野菜の色パワーも、侮れませんね。


~今日のポイント~
 にんじんのβ-カロチンは、肌の奥で発生する一重項酸素をやっつけるので、肌のプリプリ感が保てるようになります。
 β-カロチンの量は野菜の色でわかるので、オレンジの濃いものを選ぶようにしましょう。


一重項酸素をやっつけてくれる特定の物質はありませんので、一重項酸素をやっつけるための様々な抗酸化物質が宣伝・販売されています。 科学的に充分研究されたものなら、それらは効果があるでしょう。 しかし、βカロチンは、その中で『最もコストパフォーマンスの高い』一重項酸素をやっつけてくれる栄養素です。 手に入りやすく、安価な『にんじん』に大量に含まれていて、さらに調理によって壊れにくく、吸収もいいビタミンなんですから。 美容にお金をかけれる人にも、そうでない人にも嬉しい栄養素なのです。

でも、やっつけてくれる特定の物質がないということは、やはり一重項酸素を作らせないことが一番いいのです。 ですから、紫外線を防ぐことが一番ですね。 そして次に大切なのが、過酸化水素を効率よくやっつけることなのです。 

参考文献
 5訂増補 食品成分表2006
 細胞機能と代謝マップ I
 Linetsky M. et al Quantitation of the singlet oxygen produced by UVA irradiation of human lens proteins (1997) *アブストのみ 
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